スポーツ
Posted on 2024年01月30日 12:15

今度は「選手会を脱会」ロッテ・佐々木朗希のメジャー移籍トラブルを原辰徳がピタリ予見していた!

2024年01月30日 12:15

 どうにも釈然としないままである。今度は昨春キャンプ前に選手会を脱会していたことが判明した、ロッテ・佐々木朗希のことだ。

 代理人と球団による、大リーグ挑戦に関する話し合いが長引き、1月下旬になって今季の契約に合意。現状維持の推定年俸8000万円でサインした。

 代理人やマネージメントする広告代理店関係者に唆されて、強硬に渡米を主張したことで、佐々木は完全に球界のヒール役となってしまった。実はこの事態を佐々木のプロ入り前にピタリと予見し、トラブル回避に成功した人物がいる。前巨人監督の原辰徳氏だ。

「2019年、巨人は佐々木をドラフト指名する予定で、大船渡高校で事前にスカウトを交え、本人との直接面談を実施しました。ところがこの時から将来的なメジャー移籍希望を出し、早期のポスティングを要求してきた。佐々木サイドに特別待遇を許さない原前監督が、これに難色を示しました。当時、メディアとの雑談で『最近は入る前からいろいろ言う選手がいる。いかがなものかね。まずは入ってからだと思うけど』とブチまけていましたね。後々、トラブルが起きることがわかっていたわけです」(球界関係者)

 結局、巨人はその年のドラフト会議で佐々木指名を回避し、奥川恭伸を1位で入札。くじ引きで敗れて堀田賢慎を獲ったという顛末がある。さすがの鋭い見識だった。

 佐々木の独善的行動でゴタゴタに巻き込まれているロッテは、広報など球団総出で火消しに躍起になっている。松本尚樹球団本部長が火の粉をかぶり、

「球団としても話し合いの中で、至らぬ点や落ち度もありました。決して佐々木朗希だけがワガママとかゴネるとか、ということはない」

 と弁明しているが、鎮静化の兆しは見えてこない。

「育成方針の下、特別待遇で佐々木を守ってきたことが増長を許し、裏目に出てしまいました。メディア対応ひとつとっても、設定された場でしか佐々木は答えません。メディアからの厳しい質問や指摘をさせないよう甘やかしてきた、広報体制の不備もあります。つけ上がらせてしまった原因は、キチンと検証されるべきでは…」(スポーツ紙デスク)

 165キロ男の暴走劇は、どこまで尾を引くのか。

(田中実)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月22日 20:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月17日 20:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月24日 20:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク