スポーツ

大相撲名古屋場所「朝乃山こそが優勝に最も近い」これだけの理由

「出るために(夏場所を)全休した。出るからには優勝したい」

 7月14日に初日を迎える大相撲名古屋場所に向け、そう言って静かに闘志を燃やしたのは朝乃山だ。約3年ぶりに三役に復帰した今年5月の夏場所は、春巡業中に痛めた右膝じん帯損傷のため、無念の休場となった。負傷による全休は初の経験で、治療に専念したという。相撲ライターが言う。

「照ノ富士以外に自分を倒せる力士はいない…口にこそ出さないが、相当な自信家です」

 愛知県蟹江町にある高砂部屋の稽古場では、幕下力士を相手に当たりを受け止めて押させ、押し返すという立ち合いの稽古を繰り返した。

「膝は大丈夫。残すことも稽古。相手を横へ動かさず、正面に置いて取るようにしたい」

 朝乃山はそう語っている。

 照ノ富士、貴景勝は本調子にはほど遠く、霧島も大関から陥落している。大の里、尊富士と当たって勝てば、優勝は夢ではないのだ。

 名古屋場所は東前頭12枚目からの再起となる。前頭2桁は、幕内に返り咲いて12勝を挙げた、昨年の夏場所以来となる。前出の相撲ライターが期待を膨らませる。

「快進撃再び…の期待と予感は高まるばかりです。実は近い番付に優勝経験者が3人もいる。優勝2度の玉鷲、2020年秋場所で初優勝の元大関・正代、そして幕内復帰の若隆景は2022年春場所に優勝しています」

 この中で将来にわたり好敵手となりそうなのが、若隆景だろう。大の里、尊富士らと次の時代を作っていく存在なのだ。

「今の相撲界は混沌としています。誰が優勝しても不思議ではない。先場所、大の里が優勝しましたが、勝ち星は12。朝乃山が幕内に返り咲いた場所の成績です。朝乃山こそ、優勝に最も近いところにいると思いますね」(相撲関係者)

 力が衰えて大関から陥落したわけではないので、当然といえば当然か。

(蓮見茂)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    自分だけの特別な1枚が撮れる都電荒川線の「マニアしか知らない」撮影ポイント

    「東京さくらトラム」の愛称で親しまれる都電荒川線はレトロな雰囲気を持ち、映えると評判の被写体だ。沿線にバラが咲く荒川遊園地前停留所や三ノ輪橋、町屋駅前は人気の撮影スポット。バラと車両をからめて撮るのが定番だ。他にも撮影地点は多いが、その中で…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

    テレビ業界人が必ず見ているテレビ番組「次のブレイクタレント」「誰が最も面白いか」がわかる

    「業界視聴率」という言葉を、一度は聞いたことがあるはずだ。その名の通り、テレビ業界関係者が多く見ている割合を差すのだが、具体的なパーセンテージなどが算出されているわけではない。いずれにしても、どれだけ業界人が注目して見ているかを示す言葉だ。…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【退団決定的】一流選手のビシエドをダメにした中日・立浪和義監督「野村克也の名言と真逆」な押し付け
2
ロッテ・佐々木朗希「盗塁され放題」に大物OBがダメ出し「根本的に見直さないと任せられない」
3
板野友美とヤクルト・高橋奎二「夏休み家族旅行」動画に怒りと失笑「この時期の休みは不名誉なこと」
4
【仰天生物ミステリー】目撃情報続々「2メートル超の毛むくじゃら」が家畜やペットを襲撃
5
落合博満が「投高打低問題」を論じたら中日打者の「技術不足」が明らかになった