芸能

「音痴だから止めろ」は正論か!?中島美嘉が音楽番組に出続ける理由とは?

20160111nakashima

 音楽番組に出演するたびに「音痴になった」「下手クソ」「止めてくれ」という書き込みが必ずと言っていいほど、連発されてしまう中島美嘉。

 中島は2010年10月に両側耳管開放症の悪化を理由に無期限の音楽活動休止を発表。この病気の症状は耳がふさがれたような感覚になり、音程を正しく聞き取れなくなってしまうというもの。そのため、中島は自分の声がどれだけ出ているのかもわからない状態で歌っているような状態に陥ったのだとか。活動休止から半年後に音楽活動を再開するも病気は完治しておらず、今後も完治することはないという。

「さらに耳が聞こえないのをカバーするため、必要以上に喉を荒く使って声を出していたため、その結果、以前にも増して声が出なくなってしまったそうです。世間ではあまり彼女の病気は認知されていませんし、昨年10月に約2年ぶりに『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演するなど、最近になってテレビ出演も増え始めたことから、やたらと『音痴』などの直球の意見が出てしまったようです。ファンや病気のことを知る人たちがフォローに回るも、その声も行き届いていないのが現状です」(エンタメ誌記者)

 もう病気も治らないという絶望的な現実。さらには鳴りやむことを知らない暴言。そんな状況の中でも、中島が歌い続ける理由とは一体何なのだろうか。

「本気で歌と向き合っていこうと本当の意味で復帰したのは活動再開から4年が経ってからだと、以前放送された『アナザースカイ』(日本テレビ系)で語っています。また、『自分の歌にはもともと自信がなかった』と話し、『その代わり伝える自信はあった』と説明。活動再開直後は世間の目が怖かったと話しているが、今では吹っ切れたようにも見えますね」(前出・エンタメ誌記者)

 確かにもともと歌唱力があるほうではなかったが、個性はビンビンに伝わったのが中島美嘉。いくら病気とはいえ、「音痴すぎて聴き苦しい」とプロとしての資質を問う声も正論だが、楽な道に走りがちな口パクも多い昨今、自分と闘う意味で生歌で勝負する中島の度胸もなかなかのものだ。

(田村元希)

カテゴリー: 芸能   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる
2
大谷翔平が「嘘つき」と断言した元通訳・水原一平の潜伏先は「ギャンブル中毒の矯正施設」か
3
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
4
リストラされる過去の遺物「芸能レポーター」井上公造が「じゅん散歩」に映り込んだのは本当に偶然なのか
5
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)