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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「寺内タケシ」(1)航空母艦のライブはいい思い出だな
●ゲスト:寺内タケシ(てらうち・たけし) 1939年、茨城県生まれ。5歳でギターを手にし、小唄の家元だった母の三味線を師匠として練習に励む。大学在籍時から米軍キャンプで演奏を行う。62年、「寺内タケシとブルージーンズ」結成。翌年、「涙のギター」がヒット。ギターアンプ、PAを充実させ、日本初のエレキバンドを完成させる。65年、加山雄三主演の映画「海の若大将」、「エレキの若大将」に出演。66年、インストと歌を両立させたGSバンド「寺内タケシとバニーズ」を結成。その後、第2期ブルージーンズ、第3期ブルージーンズとメンバーチェンジを重ねながら現在も精力的に活動中。今年、結成55年を迎える。6月11日、広島県「せら文化センター」、6月25日「神戸新聞松方ホール」、7月1日「大田区民ホール アプリコ大ホール」でライブ開催予定。
率いるバンド「ブルージーンズ」は、なんと結成55周年。78歳を迎えた今なおステージを沸かせ続ける「エレキの神様」こと、日本を代表するギタリスト・寺内タケシ。大先輩“テリー”の衰え知らずのエネルギッシュな生き様には、さすがの天才テリーもすっかり押され気味に!?
テリー お久しぶりです。お元気そうで何よりです。
寺内 何言ってるんだよ、そっちこそテレビで観てるけど、よく働いてるよ。
テリー いえいえ、寺内さんこそ精力的にライブをされてるじゃないですか。
寺内 まぁ、好きでやってることだからな。朝なんか大丈夫なの?
テリー えっ、朝? 最近ちょっとトイレが近いかもしれないですけど。
寺内 そんな話じゃないよ。朝は勃つかどうかを聞いてるの!
テリー あ、そっち(笑)。いや、最近はすっかりダメですね。寺内さんは勃つんですか?
寺内 当たり前だよ。(右脚を指さして)これ、脚じゃないんだから。
テリー アハハ、寺内さん、今日も絶好調だ。
寺内 同じ名前だし、他人とは思えないから、俺も会えてうれしいんだよ。
テリー そう言っていただけるとうれしいなぁ。日本で「テリー」といえば、そもそも寺内さんのニックネームですから。今日お持ちのカバンにも「TERRY」のネームプレートが付いてますね。
寺内 もう年だから、カバン置き忘れても大丈夫なようにな(笑)。
テリー またまたそんなこと言って(笑)。僕がテリーを名乗りだした頃、まだ寺内さんに了解を取ってなくて「寺内さんが怒っている」なんて噂が耳に入ってきたんです。それで、慌ててご挨拶に行って‥‥。
寺内 別に許すも許さないもないけどな、俺専用の名前じゃないんだから。
テリー 覚えてらっしゃるかどうかわかりませんけども、寺内さんに「TERRY」って書いてあるグリーンの帽子をいただいて、今も大事にして家に飾ってあります。
寺内 ああ、覚えてるよ。あの帽子にはいい思い出があってね。横須賀の港に航空母艦が入ってくるじゃない? そこの司令官が俺の大ファンだったんだよ。それで、「クリスマスイブなのに、みんな仕事で艦から降りられないから、航空母艦で演奏してくれないか」ってオファーを受けてさ。
テリー へぇ~。
寺内 俺たちはモスクワかどっかで演奏して帰ってきたばかりだったんだけど、「いいじゃない、上等だよ、航空母艦」ってやったわけだよ。全部で10トンぐらいある機材をクレーンで上げてね。
テリー うわ~、それは大変だ。
寺内 で、当時作ったばかりの「いとしのエリーナ」って曲を演奏したら、みんなものすごく感動してくれてな、「何かお礼したい」って、くれたのがあの帽子なんだよ。だから、その帽子を持って横須賀でも横田でも行ってみな。きっと全員起立して、敬礼してくれるから(笑)。
テリー そうだったんですね。でも、僕もあの帽子をもらった時に「テリーという名前を寺内さんから認められたな」と思えたんですよ。だから、僕にとってもすごく思い出深いものなんです。
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