社会
Posted on 2018年04月03日 05:58

黄色い舌は糖尿病!?「舌を見る」体調チェックで健康管理

2018年04月03日 05:58

 舌の色は健康のバロメーターだという。今年1月にも、順天堂大学による興味深い研究結果が報じられた。同大学が、愛媛県東温市で行った調査の結果、舌が“黄色”の人は白色の人に比べて糖尿病であることが多いことがわかった、と発表したのだ。東洋医学家で鍼灸師の根元祥子氏が言う。

「東洋医学では“舌は内臓を映す鏡”ともいわれているほど身体の血液循環の状態を映しだす。“舌診(ぜっしん)”といい中医学・漢方の重要な診断方法の一つです」

 舌診とは、舌の色や形や舌苔(ぜったい=舌表面の白っぽい付着物)などで体の異常を見分けるもの。根元祥子さんが言う。

「体調の変化が真っ先に現れやすいのが口の中。健康な色は、薄いピンクにうっすらと白く見えるような状態。それが、舌に白く苔が生えたようになった状態になると“舌苔”という状態です。これは舌の表面の細胞が角質化、口中の細菌が繁殖した状態を言います。口の中の細菌は300~700種類で数は1000~2000億。ひどい場合には6000億以上とも言われているんです」

 また、食べ過ぎや飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎなどの時には、舌苔がボロボロの状態になる。これは消化器系に負担がかかっている証拠だともいうのだ。そして舌の色。淡白で正常より淡いものは血行が悪く、血液や栄養が舌まで充分に届いていない状態だ。

 逆に血液の流れが速いと正常より赤い、鮮紅色になり“紅舌”と呼ばれる。一方、前出の根本さんは冒頭の順天堂大学による“舌の色が黄色い人は糖尿病の人が多い”という調査結果についてはこう話す。

「中国の医学書には“黄色”というのが記されていません。中国の医学書における、舌が乾いて赤みがある紫の場合のことだと思います。余分な熱が体内にこもり、体液が失われている状態のことでしょう。これは、糖尿病の原因になります」

 一方、重症な熱証(東洋医学で言う顔が赤く汗っかきでほてりが強い体質のこと)では舌は深紅色になり、青色・紫色または暗色になるものを“青紫舌”といい、淤血(おけつ=血の流れが悪くなることで、血が新鮮さを失う状態)を引き起こす。淤血は様々な病気を引き起こす万病の元で、放置して悪化すると、高血圧を始め、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な病気の原因となる。端的に言えば、東洋医学では血行の良し悪しがすべての基準。それがいちばんよく現れるのが舌ということなのだ。

 朝一番に舌の色・形・苔をチェックし、健康管理に務めたい。

(谷川渓)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年07月27日 11:00

    二転三転したサッカー日本代表の次期監督問題、どうもスッキリしないのはなぜか。日本サッカー協会(JFA)は北中米W杯で指揮を執った森保一監督を、来年1月に開幕するアジアカップ(2027年1月7日から2月5日・サウジアラビア))まで続投させるこ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年07月28日 14:30

    中日ドラゴンズの元投手で、タレントなどで活躍した板東英二さんが7月22日に慢性心不全のため死去していたと、7月28日に公式サイトで発表した。86歳だった。1940年4月生まれ、満州出身で戦後は徳島県で育った。徳島商時代にエース投手でプレーし...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月29日 11:30

    コロラド・ロッキーズの菅野智之が「夏の主役」となりそうだ。メジャーリーグ各球団が期限ギリギリになると、駆け込みトレードを次々と成立させている。優勝争いから脱落したチームが主力選手を手放し、その見返りとして将来性の高い若手選手を複数人もらう。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/21発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク