芸能

石橋貴明の新番組は放送前から爆死が確定?視聴者層を見誤ったか

 4月16日にスタートする新番組「石橋貴明のたいむとんねる」(フジテレビ系)の第一回ゲストが、工藤静香になることが分かった。石橋と工藤は97年に「Little Kiss」という音楽ユニットを組み、唯一のシングル「A.S.A.P.」は50万枚弱のスマッシュヒットに。そんな関係性に加え、第一回目のテーマが「イケイケだった80年代テレビ業界」とあって、ともに80年代の芸能界を駆け抜けてきた仲間が再結集する形となる。

 その「たいむとんねる」は大人のノスタルジーを刺激するトーク番組を標榜しており、ちょっと懐かしい“よもやま話”でタイムスリップ気分を味わえるのがコンセプト。それゆえ56歳の石橋が47歳の工藤をゲストに迎えるのも納得だろう。しかしそのコンセプトゆえに、同番組は放送前から爆死が確定しているとの噂もあるようだ。アラフィフのライターがこう首をかしげる。

「番組のコンセプトはよくわかりますが、どうにも理解できないのが月曜23:00(初回は23:25)という放送枠を選んだこと。同番組のメインターゲットは35~49歳男性の“M2層”と、50歳以上男性の“M3層”になるはずですが、彼らが平日の23時台に何を観ているかというと、報道番組と相場は決まっています。この時間帯は日本テレビの『NEWS ZERO』、TBSの『NEWS23』、テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』に加え、NHKでも『ニュースチェック11』を放送しており、報道番組の激戦地帯。働き盛りの男性ならこれらの番組で最新ニュースを仕入れ、翌日に備えて寝るという生活パターンの人が多いことでしょう。その時間帯にオジサン向けの番組を持ってくるなんて、もはや自死行為でしかありません」

 このように強力な裏番組を相手に苦戦するのは確実と思われる「たいむとんねる」。さらにもう一つ、同番組にとって不利な要素があるという。

「M2層(35歳~49歳の男性)やM3層(50歳以上の男性)が好むテレビタレントの筆頭と言えばマツコ・デラックス。そしてマツコの番組では月曜23時59分から放送される『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)が人気です。もしかしたらフジテレビの制作陣は、中高年男性が石橋の番組を観てからマツコの番組にチャンネルを切り替えると予測したのかもしれません。しかし視聴者の立場に立てば、深い時間からの『月曜から夜ふかし』を観たいからこそ、その前にはニュースを観ておこうと考えるのが自然。それゆえ『たいむとんねる』は最初から、視聴者がいない時間帯を選んでしまったわけです」(前出・アラフィフライター)

 どうやらフジテレビでは早いうちに、放送枠の変更を検討したほうがよさそうだ。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
2
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」
3
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
4
【ドラマ「Believe」】受刑者キムタク「スタイリッシュでカッコいい&丸刈りナシ」押し売りだらけの超ウンザリ感
5
上毛電鉄「800形」新型車両が全線営業開始!「700型」とは違う「ガッカリ&歓喜」ポイントがあった