来春のツアー終了後の解散を発表している嵐は、解散後にそれぞれのメンバーがソロとして芸能活動を継続することになる。そして櫻井翔は解散前に「大役」をこなすことになりそうである。
「news zero」(日本テレビ系)の曜日キャスターを2006年から務めているが、以降の夏期と冬期五輪の日本テレビのキャスターも担当し続けている。
「来年2月にはイタリアでの冬期五輪が開催されるため、おそらくまたキャスターとして派遣されるでしょう。とはいえ、スキルがあって選ばれているわけではないですが…」(テレビ局関係者)
5月19日には同番組で、櫻井による台湾・頼清徳総統へのインタビューVTRが放送されたが、頼総統が海外テレビメディアの単独インタビューに応じるのは初めて。
頼総統が櫻井の質問に答える形で「台湾有事は日本有事」「(中国との)戦争を避けるためにも、日本との協力が必要」と踏み込んだ発言をしたが、どうやら政治的に踏み込み過ぎて「地雷」を踏んでしまったようなのだ。
「週刊文春」によると、嵐の人気は台湾では絶大。日台両国の世論の支持が得られる人物ということで、政権内での議論を経て、櫻井に白羽の矢が立ったという。
しかし同誌に対して専門家は「中国政府から確実に目をつけられたでしょうね。今後の中国での芸能活動はかなり難しいでしょう」と警鐘を鳴らす。さらには櫻井を中国で起用するのはリスクばかりだとして、「影響は嵐の他のメンバーにも及ぶと思います」とも指摘しているのだ。
嵐は2008年に上海公演を行うなど、中国でも人気があった。デビュー20周年の2020年には北京公演を予定していたが、コロナで中止に。
「うまく中国との友好関係を築いていたのに、櫻井のインタビュアー起用はまずかった。旧ジャニーズ体制下なら、あまり政治的に踏み込み過ぎた仕事はNGでしたが、現在のマネージメント体制ではインタビューの余波まで想定できなかったのでは」(芸能記者)
どんな形で影響が出始めるのか…。
(高木光一)