スポーツ
Posted on 2018年05月13日 09:58

高橋監督よりも偉い?岡本和真の4番昇格は“牢名主”阿部慎之介が決める

2018年05月13日 09:58

“生え抜きの新4番バッター”が誕生するか否かは、ベテラン・阿部慎之助の決断次第だ。

「チーム内外から岡本和真の打順に関する議論が交わされています。プロ4年目でようやくその才能が開花しました。今こそ、岡本を4番に昇格させて鍛え上げるべきだと主張する声と、4番は時期尚早という慎重論の両方が聞かれます」(チーム関係者)

 5月のGW期間を明けた時点で、高橋由伸監督は4番バッターを3人選んでいる。ゲレーロ、マギー、そして、阿部だ。4番はチームの顔であるが、外国人選手やベテランに託したままでは未来はない。「若い岡本に、勉強を兼ねて」と推す声もわからなくはないが、高橋監督は首をタテに振ろうとしない。

「もし、高橋監督が岡本の4番を本気で考え始めたら、真っ先に相談するのは阿部でしょうね」(前出・チーム関係者)

 高橋監督はペナントレース直前、2つの決断を下していた。一つは、オープン戦終盤になっても調子の上がってこない阿部をスタメンから外したこと。これによって、「一塁・岡本」のスタメンが決まったのだが、それだけではない。高橋監督は選手控室のロッカーの位置を変えさせた。阿部のロッカーのすぐ隣を岡本にしたのだ。

「若手時代の阿部も、隣のロッカーが木村拓也、大道典良のベテランでした。両ベテランに叱られることもあれば、チームを牽引する主砲の責任みたいなものを教わったんです」(ベテラン記者)

 他の若手を呼び寄せ、叱咤することもあるそうだ。一見、「牢名主」のようだが、前任者・原辰徳氏がかつて言った言葉も思い出される。「今の巨人は阿部のチーム」。高橋監督が「4番岡本」のゴーサインを出すのは、阿部のお墨付きが出てからになりそうだ。

(スポーツライター・飯山満)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月22日 20:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月17日 20:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月24日 20:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク