スポーツ

高橋監督よりも偉い?岡本和真の4番昇格は“牢名主”阿部慎之介が決める

“生え抜きの新4番バッター”が誕生するか否かは、ベテラン・阿部慎之助の決断次第だ。

「チーム内外から岡本和真の打順に関する議論が交わされています。プロ4年目でようやくその才能が開花しました。今こそ、岡本を4番に昇格させて鍛え上げるべきだと主張する声と、4番は時期尚早という慎重論の両方が聞かれます」(チーム関係者)

 5月のGW期間を明けた時点で、高橋由伸監督は4番バッターを3人選んでいる。ゲレーロ、マギー、そして、阿部だ。4番はチームの顔であるが、外国人選手やベテランに託したままでは未来はない。「若い岡本に、勉強を兼ねて」と推す声もわからなくはないが、高橋監督は首をタテに振ろうとしない。

「もし、高橋監督が岡本の4番を本気で考え始めたら、真っ先に相談するのは阿部でしょうね」(前出・チーム関係者)

 高橋監督はペナントレース直前、2つの決断を下していた。一つは、オープン戦終盤になっても調子の上がってこない阿部をスタメンから外したこと。これによって、「一塁・岡本」のスタメンが決まったのだが、それだけではない。高橋監督は選手控室のロッカーの位置を変えさせた。阿部のロッカーのすぐ隣を岡本にしたのだ。

「若手時代の阿部も、隣のロッカーが木村拓也、大道典良のベテランでした。両ベテランに叱られることもあれば、チームを牽引する主砲の責任みたいなものを教わったんです」(ベテラン記者)

 他の若手を呼び寄せ、叱咤することもあるそうだ。一見、「牢名主」のようだが、前任者・原辰徳氏がかつて言った言葉も思い出される。「今の巨人は阿部のチーム」。高橋監督が「4番岡本」のゴーサインを出すのは、阿部のお墨付きが出てからになりそうだ。

(スポーツライター・飯山満)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
ボクシング・フェザー級「井上尚弥2世」体重超過の大失態に「ライセンスを停止せよ」
4
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
5
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか