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自宅にいる時、巨大地震に襲われた場合はどうか。今回の地震でも、3名の犠牲者はいずれも家具などの転倒により亡くなっているのだ。
「危険なのは寝室の『和ダンス』です。二段式の上の部分が寝ている上に落ちてくるケースを想定したほうがいい。自宅でも会社でも倒れてきそうなものを確認しておく必要があります。冷蔵庫やコピー機など、通常は移動することを予期していないものが大地震では飛んでくることを想定すべきでしょう」(和田氏)
上からの落下物以外でもことさら重大なのが、トイレの問題だという。
「震災後はトイレも死活問題です。一戸建の場合、最悪、外の庭で用を足すことができますが、マンションではそうはいきません。地震の影響で下水管の破損の疑いがあれば、使用禁止になるケースも多い。実際、安全が確認できる前に使用し、下の階で汚水漏れを起こして訴訟ざたになったケースもあります。せっかく水や食料が完備できていても、トイレが使えなければ、2日で避難所に逃げ込むしかなくなる。マンション暮らしには簡易トイレを常備しておきたい」(和田氏)
安全なはずの避難所。ところが、そこにも危険が潜んでいることは過去の巨大地震でも実証済みだ。
「災害で全ての通信網がダウンした際、情報源となるのが避難所です。避難所の掲示板で行方不明者や病院などの情報を入手できる。しかし、すぐに避難所に身を寄せればいいというわけではありません。熊本地震では、地震が直接の原因で亡くなった方が50人、これに対し震災関連死は認められているだけで200人を超えている。あまり報じられませんが、実は慣れない避難所の生活で体調不良を起こし、亡くなる高齢者が非常に多いのです。ですから、避難所に行かなくても自宅で過ごすには何が必要なのかを考えておくことが必要なのです」(和田氏)
避難民になることを安易に選択するのは早計と言えよう。
最後に、渡辺氏が警鐘を鳴らす。
「大阪北部地震は、向こう30年で7割の確率で起こる可能性がある首都直下型大地震の教訓ともなりました。朝の通勤時間帯に起こる非常に珍しいケースでしたが、交通網が完全ストップし、復旧するまで相当な時間を要した。東日本大震災では帰宅難民が問題となりましたが、首都直下で起こった際にも同様になることを学ばなければならない。通勤途中で大地震が発生した場合どうすべきかを、各自がシミュレーションしておくことが必要です」
いつ何時、容赦なく襲いかかってくるかわからない巨大地震に対抗するには、万全に装備して待ち受ける気構えこそが必携だ。
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