スポーツ

西野ジャパン「時間稼ぎ戦略」でふるいにかけられた“芸能人にわかファン”

 ポーランド戦でのサッカー日本代表による戦術が多くの“にわかファン”を困惑させている?

 西野朗監督率いるサムライブルーは6月28日、ロシアW杯グループステージ最終戦を戦い、惜しくも0-1で敗北。フェアプレイポイントという“首の皮一枚”で何とか決勝トーナメント進出という結果には終わったものの、終盤に見せた時間稼ぎとも思える戦い方には多くの著名人サポーターも戸惑いの様子を隠せなかった。

「日本はイエローカードを受けた枚数の差によって、0-1というスコアでの負けであっても、ギリギリでセネガルを追い越し、グループ突破が決まるという非常に稀有な状況でした。他会場で開催されているセネガルvsコロンビアの戦況をベンチで知った西野監督は直後にキャプテンの長谷部誠をピッチに送り込み、0-1のまま試合を終わらせるという難解なミッションを託しました。グループステージ制の大会ではよく見られる戦術ではありますが、いわゆるにわかサポーターにとっては“何じゃこりゃ!”と言いたくなるような新鮮な展開だったのでしょう」(スポーツライター)

 実際、試合後には“にわかファン”を自称する多くのタレントたちが言葉のチョイスに苦しんだ。モデルの益若つばさは「うれしいけど不思議な気持ち。だけどそれも作戦なのか」とつぶやくと、みちょぱこと池田美優も「ホッとした反面、日本のゴールもみたかった!」とツイート。また、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅも「悔しさと喜びどっちもある試合だった?!」と綴るなど、皆一様に“モヤモヤ感”を抱きながらゲームの余韻に浸っている。

「無理もないでしょう。サッカーをあまり知らないファンからすれば、やはり最も観たいのはド派手なゴール。細かなルールや決勝トーナメント進出の価値などはあまり身に染みて体感しているわけではないので、その試合その試合が盛り上がってくれることを願うのは自然なことです。一方でサッカー経験者である雨上がり決死隊の宮迫博之や、アスリートの武井壮といったコアなサッカー好きは口をそろえて祝福の言葉を並べ、その戦術に対する一切の疑問すら抱いていません。今回の試合を観たそれぞれの感想を比較すれば、にわかファンかどうかの判定ができるかもしれませんね」(スポーツライター)

 もちろん、コアだろうがにわかだろうが多種多様なサポーターが存在することでサッカーの市場は拡大し、より充実した視聴環境へとつながっていく。サムライブルーはそんな様々な層を全て一緒くたに魅了できるような奮闘を今後も見せ続けてもらいたいところである。

(木村慎吾)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
4
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか
5
【鉄道】新型車両導入に「嫌な予感しかしない」東武野田線が冷遇される「不穏な未来」