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記事全文を読む→元拉致問題担当大臣・松原仁が独占激白!(2)交渉相手とアプローチを変更
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安倍総理が北朝鮮に警戒されるのは、02年9月の小泉訪朝に随行し、金正日総書記との首脳会談の席で、
「安易な妥協をするべきではない」
と、一歩も引かない強硬姿勢を示したことも関係しているのだろう。「拉致の安倍」として、12年の衆院選で民主党から政権を奪い返したあとの所信表明演説では、
「何よりも拉致問題の解決です。全ての拉致被害者のご家族がご自身の手で肉親を抱きしめる日が訪れるまで、私の使命は終わりません!」
とまで宣言していた。だがそれから5年半が過ぎても、口先ばかりで成果はゼロ。北朝鮮からは「拉致問題はすでに解決済み」とまで言われているが‥‥。
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「解決済み」と言っているのは、朝鮮労働党統一戦線部です。日本と交渉する際のパイプ役とも言われる組織で、金正日政権時代から「拉致被害者8人死亡」を主張している。それだけに統一戦線部と水面下で交渉したところで、進展は望めません。
今の北朝鮮では金正恩氏の妹の金与正氏が権力を握っているという情報もあるので、交渉相手を変えるため、別のアプローチから接触する必要があるのです。それと冒頭でも触れましたが、日本政府が真剣に拉致問題に取り組んでいないと思われているのが問題なのです。
63年に石川県の寺越武志さん(当時13歳)が出漁中に行方不明になった事件を、なぜ日本政府はいまだに拉致と認めないのか。13歳の子が自分で北朝鮮に行くわけがない。これも本気で取り組む気がないというメッセージを、北朝鮮に与えている原因の一つです。14年に日朝政府間協議で交わした、拉致問題よりも日本人墓地や遺骨問題に重点を置いた「ストックホルム合意」も大きな間違いでした。何の成果も出ていないのに、なぜ破棄しなかったのか。北朝鮮の不誠実な対応に日本側は怒ることもなく、了解しているからだと誤解されかねません。
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「ストックホルム合意」は、拉致被害者ら全ての日本人に関する包括的調査を約束したものだ。これで拉致問題の進展が期待されると思ったのも束の間、北朝鮮側のまとめた再調査報告書には、拉致被害者がすでに死亡していたという内容が含まれ、日本側は受け取りを拒否。一方で核実験や弾道ミサイルの問題が大きくなると、日本は独自制裁を強化した。それを受けて北朝鮮は調査を全面中止し、問題解決は遠のいてしまった。
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ストックホルム合意には、北朝鮮内で死亡した日本人の遺骨の返還も含まれています。米兵の遺骨については、1体あたり150万円から200万円を要求していました。その金額の根拠は、埋葬した場所を掘り返すための調査および人件費だと言い張り、もはやビジネスとして悪用されてしまった。日本人遺骨の返還においても、同様のことが生じると思います。
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