スポーツ

大谷翔平、日ハム入団に「恨み節」が大爆発

「完全に出来レース、花巻東の監督に騙されたッ」

 12月9日、花巻東の大谷翔平(18)がついに進路を発表した。本誌の締め切り時点で結論は出ていないが、日本ハム入団で間違いないだろう。「可能性ゼロ」から、熱心な交渉によって気持ちを動かした日本ハムの手腕を称賛する声はある。一方で球界には、恨み節が飛び交っているのだ‥‥。

「他球団のスカウトにとっては、獲得から手を引いていたことで調査不足の責任問題となる事態でした。日本ハム入団に傾きかけてきた段階で、花巻東の佐々木洋監督(37)に確認の電話を入れていたようですが、『交渉に関しては関知していないのでわからない』の一点張りでラチが明かなかった。高校生本人に詰め寄るわけにもいかず、関係者に『あれだけ言ってまさか日本ハムに行かないよな』と脅しのような電話もあったと聞くが、後の祭りでした」(球界関係者)

 10月25日のドラフト会議で日本ハムは、その4日前に「メジャー挑戦」を表明していた大谷を単独指名。

 ドラフト前日には栗山英樹監督(51)が「申し訳ない」との言葉を繰り返していた。

 苦戦を覚悟のうえで、「今ドラフトのナンバーワン投手」との呼び声も高い大谷の交渉権を得た日本ハムの交渉は、当初、両親との対面からスタート。丁寧に資料の提示や育成方法の説明を行っていき、本人と直接の交渉も3度、そして栗山監督の出馬も2度実現し、まさに誠意を持って、日本球界のエース候補を獲得したという経緯をたどった。

 が、前出の球界関係者はこう語るのだ。

「日本ハムは昨年も、巨人以外は拒否を表明していた東海大の菅野獲得に動いて失敗している。球団内では『2年連続でドラフト1位を獲り逃したら営業問題』との声も上がり、他球団の編成トップも『今年に限っては、勝ち目がなかったら勝負しなかったはずだ』と語っていました」

 さらには、これまでの交渉経過についても「出来レース」とまで非難する声もある。

 国内某球団スカウトが明かす。

「結局、大谷のメジャー挑戦表明には言外の意味があって、『日本ハム以外ならメジャー』ということだったのでしょう。花巻東としては3年前にも、メジャー志向の菊池雄星を西武に入団させた結果、伸び悩んでいるという現実を重く受け止めていますから。その絵図を描いていたのは、佐々木監督で間違いない」

 話を総合すると、金の卵をメジャーで通用するまでに育て上げてもらうには、育成能力のある球団でなければ困るというわけだ。その意味で、ダルビッシュをみごとに日本球界ナンバーワン投手にまで成長させ、惜しげもなくポスティングでメジャーに送り出した日本ハムは適合する。

「栗山監督がキャスター時代から花巻東を取材していて縁があったので、表立って動かなくても電話などで大谷サイドと接触できたはずですから、なおさら日本ハムは有利だった」(スポーツライター)

 とはいえ、すんなり入団しては密約説が指摘される可能性も高まっただろう。

「大谷の父親は即入団に踏み切れなかった理由として、『学校や佐々木監督に根も葉もない誹謗中傷の声が飛んでいる』として、その点をいちばん気にしていましたね。今の球界からは裏金問題がなくなったはずですが、雄星のドラフト後に周囲から心ない勘ぐりをされたこともあって、佐々木監督がナーバスになっていたんですよ」(前出・地元関係者)

 結果的に他球団をだます形になったのかもしれないが、指導者が教え子を思うがゆえの騒動だったのだろうか。

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