社会
Posted on 2018年09月11日 17:55

“保存版”完全発毛マニュアル(4)<「育毛剤」の選び方>使用目的で選択を

2018年09月11日 17:55

 薄毛対策で真っ先に思い浮かべるのは発毛剤・育毛剤だ。星の数ほどある中から“発毛の達人”が厳選した優れものを紹介する。

 大手検索サイトで「育毛剤」を検索すると、ヒット数は約2900万件を超える。そのどれを見ても、すぐに毛が生えてきそうに書かれている。谷川氏が語る。

「薄毛対策のスキンケア製品には発毛剤と育毛剤がある。一般的なスキンケア用品は薬事法によって医薬品、医薬部外品、化粧品に分類され、効果・効能の範囲が分かれています。治療を目的としたものが医薬品で、治療というよりは防止・衛生を目的に作られているのが医薬部外品。そして効能・効果の認可がなされていないものが化粧品となる。医薬品には副作用がありますが、医薬部外品にはほとんどありません。発毛剤は医薬品ですが、育毛剤は医薬部外品。使用目的によって選ぶべきです」

 さらに医薬品はその副作用の程度によって1類、2類、3類に分類されている。1類に分類されている発毛剤が「リアップX5プラス」(大正製薬・60ml・30日分7048円)。

 これはミノキシジルという成分が5.0g入っており、発毛効果は高いと評判だ。一方で、多毛症・動悸・むくみなどといった副作用のリスクが約9%(約10人に1人)もあると言われる。

 副作用が少ない2類の医薬品には「ハツモールヘアーグロアーS」(田村治照堂・170ml・3800円)がある。1935年創業で、我が国初の飲む発毛促進剤を開発した会社だが、創業者の田村栄治氏がハゲた自分の頭を実験台にして処方を繰り返し、44年に完成させた商品だ。薬剤師の落丸南生美氏が言う。

「医薬品として唯一配合されている女性ホルモンが、過剰な皮脂分泌異常を正常な状態に戻し、髪の毛の寿命を延ばす作用があります」

 副作用の報告がほとんどない医薬部外品には、ドクター中松氏が“発明”したという薬用育毛剤「まかしと毛」(ドクター中松創研・159g・1万2000円)というのもある。16種類の植物エキスから成り、「90歳を超えた男女にも発毛効果を発揮した」(中松氏)というが‥‥。

 それにしても商品の種類は数が多く、選ぶのは困難を極める。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク