社会

ガッツ石松のOK偉人牧場<最強の剣豪>(3)8割が訝る新選組の生き様

 どの世界でも、一流になる人は先人の教えをどこか自分に生かしてるね。例えば武蔵の話を聞いて「あぁそうか、武蔵は強かったんだなぁ」とポカーンと口開けてるだけのアンポンタンはそのラベルの人なんだよね(レベルじゃない、ラベル。これ、ガッツ語だね)。一流になれる人は、偉人の教えを自分の身に生かせるんですよ。

 だから俺も武蔵の精神を自分に生かしてみた。

 武蔵は毎日毎日、来る日も来る日も剣の鍛錬をした。俺も毎日、ボクシングの練習をやって、寝ても覚めてもボクシングのことばっかり考えてた。武蔵は剣を極めようとした。俺は拳闘の「拳」はもう終わった。でもナウはゴルフに夢中だから、ゴルフを極めよう。そう思って、ゴルフクラブを振って日々鍛錬した結果、ホールインワンを2回やったんだから。

 穴の手前に落とせばいい。穴を狙ったって入らない。穴の手前に落としてツーッと転がってコロンって入って「あな不思議」ってなるんだから。武蔵の剣の極意じゃないけれども、ゴルフの極意にたどりついた。あれは、武蔵の精神で出したホールインワンだな。

 武蔵や小次郎が実在したのかどうか、本当はどんな人物だったのかはわからないけど、彼らの精神は今も生き続けてる。それを俺はホールインワンで確信したね。剣豪2人は偉人牧場入りOK!

 で、幕末の剣豪といえばやっぱり、新選組だな。隊長の近藤勇の下、副長の土方歳三沖田総司永倉新八斎藤一と、いずれもツワモノぞろい。

 とはいえ、新選組は明治維新の勝者と敗者でいえば、敗者だよね。そのわりにはヒーローとして取り上げられてるのはなぜか。明治新政府軍に負けるとわかってても、幕府に忠誠を誓って最後まで戦った「名誉ある武士」、あるいは「武士的ふるまい」というのか、そんな精神があったからだろうな。日本で最後の武士だよね。昔、こういう潔いグループがあった、武士らしい人たちがいた、と。「これが日本人だ」っていうね。

 新選組の生き様を見て「あなたはどう感じますか」と聞いたら、「負けるとわかってて、そこまで突っ張んなくてもよかったんじゃないか」と思う人が8割じゃないかな。「いや、そうじゃなくて、これが武士の精神なんだ」というのが2割。実際のところ、戦う必要はなかったわけだから。江戸城を明け渡して幕府は終わっちゃってるんだから「もうやめた」と言ってもよかったのに、最後まで戦った。そこが武士ですよ。

カテゴリー: 社会   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<老人性乾皮症>高齢者の9割が該当 カサカサの皮膚は注意

    330777

    皮膚のかさつきを感じたり、かゆみや粉をふいた状態になったりすることはないだろうか。何かと乾燥しがちな冬ではあるが、これは気候のせいばかりではなく、加齢による皮膚の老化、「老人性乾皮症」である可能性を疑った方がいいかもしれない。加齢に伴い皮膚…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    327330

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    326759

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「ちびまる子ちゃん」にとんでもない場面が登場「中居問題」を想起させる「意味深な部屋」
2
渦中のフジテレビよりもデタラメ!相撲界の無秩序ぶりが相変わらずすぎた
3
巨人・田中将大が「もうちょっとうまく料理してくれよ」と注文をつけた大勢の爆笑キャンプ挨拶
4
【深海4000メートルの驚異】ありえない場所に存在していた「暗黒酸素」の謎が解き明かされる日
5
「ジャングリア沖縄」大型テーマパーク開業前に持ち上がった「3つの大問題」