芸能

ビートたけしの名言集「ビートたけし単独ライブinくまもと」

 ご報告です。台風の影響により、ギリギリまで開催が危ぶまれていた「ビートたけし“ほぼ”単独ライブinくまもと」。フタを開けてみれば、台風がややそれたおかげで、熊本にはまったくと言っていいほど影響がなく、予定どおり、9月4日の開催となりました。普段から、「俺は結構“晴れ男”だからな、大事な時に雨なんか降ったことねーぞ」と言ってはばからない殿の晴れ男ぶりに、改めて感謝です。

 で、ライブ当日に熊本入りする予定だった殿とわたくしは“台風のため飛行機が飛ばない事態”を想定し、前日の夜7時半、博多に飛び、翌日に新幹線で熊本へ入るスケジュールに変更。「熊本で1泊」だった予定が「博多と熊本でそれぞれ1泊」となり、ライブ前日の夜、博多の高級ステーキ屋さんにて、殿とお食事をとる時間が設けられ、実に幸せな時間を堪能させていただきました。この時、

「明日はライブだけだしよ、どうせ今日はもう寝るだけなんだから、ちょっと飲むか。どうする? 肉だからお前たちはワインか?俺は焼酎にするかな」

 と、例によって、まずは弟子やマネージャーに飲み物を聞いてくる殿。そして翌日、昼前に熊本へと移動する新幹線の中、

「なにげに昨日の焼酎は効いたな。部屋戻ったらフラフラで、すぐ寝ちまったよ」

 と。で、熊本に到着すると、殿は一度、ホテルにチェックイン。わたくしはそのままライブ会場となる熊本県立劇場へ向かいました。

 そして17時。いよいよ殿が会場入り。この時の熊本側のスタッフさんたちの「うわっ! 本当にたけし来た!!」的な驚く顔が最高でした。で、せっかちな殿は会場に入るなり「舞台見れんの?」と早速リハへ。そして、必要最低限のことだけをチェックしてあっという間に終了。その間、たったの5分。殿はとにかく「ここなんか違うな。すぐに修正してくれ」的なことを一切言いません。要するに、ちっとも手のかからない方なのです。単独ライブ1回目から一貫してずっとそうです。わたくしの持論ですが「本当の大物は、何かとうるさくない」のです。

 で、本番。例によってライブの内容はまったくもって書けないため割愛させていただきます。時間にして1時間35分。ライブを終えた殿は、いつものように、

「おい、大丈夫だったか。ちゃんとウケてたか?」

 と。そんな問いに、「大ウケです! ヘタしたら過去最高の盛り上がりだったんじゃないですか」と、素直な感想を返す。本当に熊本のお客さんは凄かった!

 そして翌日、帰りの飛行機を待つ間、

「あれだな。昨日のライブはちょっと熊本のファンには衝撃だったんじゃねーか」

 と、すっかりご満悦な殿。で、午後2時過ぎ、羽田に到着すると、「今日は山根会長が来るんだよ。ちょっと行ってくるわ」と休む間もなくそのまま「TVタックル」の収録へ。殿、お疲れさまでした! またライブ、お願いいたします!

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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!

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