芸能

小倉智昭、膀胱摘出手術の“全告白”で集まった賞賛と敬意

 キャスターの小倉智昭が11月26日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)に出演し、翌27日から膀胱ガンの摘出手術により長期休養に入ることを報告した。

「明日からお休みします」

 番組終盤にそのように切り出した小倉は、3年前に見つかったという膀胱ガンが前立腺や尿道へと広がりを見せていることから、これ以上の転移を防ぐために膀胱の全摘出を決意したと話し、自身の小腸を60センチほど切り取って膀胱の形に縫合することで、摘出した元の膀胱の代わりとして機能させる手術に臨むことになると説明。ただし、小腸の一部切除によって作られる膀胱には神経が通うことはなく、排尿のタイミングなどをリハビリで訓練しなければならない課題もあるとし、「タレントがこんなことを言うのは変なんですが、いつも他人様のことを根掘り葉掘り、報道で言いますから、嘘つきたくないので」と病状や容態を詳細に説明する理由を明かしている。

 また、当面はサブMCの伊藤利尋アナが小倉の不在を埋め、自身の体調が順調に回復し、「伊藤くんのクーデターが起きていなければ」、とジョークを交えつつ、ふたたび「とくダネ!」に戻ってくることを約束。「また手術をして戻ってきた暁にはご報告をさせてもらいます」とも語った。

「長年にわたって芸能ニュースを斬り、時には他のタレントへ容赦ない言葉を浴びせていた小倉ですが、自身の直面する今回の状況や容態についてを包み隠さずに淡々と説明する姿には、『病気のことをここまで細かく語ってくださるのは職業柄なのでしょうが、素敵だと思います』『情報を伝える側の人間としてのこの姿勢には敬意を表したい』『ガン治療は試練の連続だと思いますが、待ってる視聴者がいます。応援しています』といった書き込みが殺到。他人を根掘り葉掘り語るだけではない小倉の覚悟への尊敬の念と、そんなパワフルな“小倉節”がまた見られることを望んでいるという声が多いです」(テレビ誌ライター)

 また、「この発言からプロフェッショナルとは何か、報道とは何かを学ばされたような気がします」といった称賛の反応も寄せられており、コメンテーターとしての然るべき姿やポリシーを改めて示した小倉。

 復帰に向けての道のりは長く険しいものとなりそうだが、まずは膀胱の摘出手術が成功することを祈りたい。

(木村慎吾)

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