芸能

千原ジュニア演じる“警視庁刑事部長”に「無理がありすぎる!」の声

 お笑い芸人の千原ジュニアが、警視庁のエリート官僚を演じるという。1月7日にスタートする月9ドラマ「トレース~科捜研の男~」(フジテレビ系)にて、史上最年少の警視庁刑事部長でレギュラー出演するのだが、千原ジュニアは44歳で、役の設定も40代半ばとなりそうだ。

 フジテレビが公開したキービジュアルではきっちりと七三に分けた髪型とスーツ姿が印象的。今回の役柄では関西弁も封じ、警察官僚らしさを演出しているようだ。しかしその役柄に関して「いくらなんでも無理がありすぎる!」との批判も巻き起こっているという。週刊誌記者が指摘する。

「別に千原ジュニアの警察官僚役が似合わないということではなく、“史上最年少の警視庁刑事部長”という設定があまりに無理筋なのです。刑事部長は“部長”という名称ではあるものの、その地位はトップである本部長に次ぎ、一般企業なら専務や常務に相当します。特に東京都の警察組織である警視庁では、トップの警視総監と次席の副総監に次ぐ職位であり、階級としては“警視監”が就くことになっている。その警視監に40代半ばで昇進することは、警察組織の仕組みから言ってあり得ません」

 警視監への昇進は早くても49歳前後とされており、40代半ばでの昇進は非現実的だ。また警視庁の刑事部長では47歳での昇進例があるものの、50歳前後で着任するのが通例。それゆえ44歳の千原ジュニアが刑事部長というのは、あまりにも無理があるということになる。

「ただドラマの警察描写には現実とはかけ離れたものが少なくありません。たとえば『相棒』(テレビ朝日系)では片桐竜次が警視庁刑事部長を演じていますが、その階級は警視監の下の警視長となっており、現実に反しています。それと同様に映画『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』に登場する警視庁の小田切敏郎も、警視長という設定です。一方で『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)では52歳の警視監が刑事部長を務めるという正しい描写になっており、その辺は脚本家が警察組織についてちゃんと調べたかどうかが影響していそうです」(前出・週刊誌記者)

 自分とは関係ないところで、ドラマのスタート前から批判を受けることになってしまった千原ジュニア。制作側の“不備”を自らの演技で払拭できるのか、そんなところにも注目が集まりそうだ。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
4
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか
5
【鉄道】新型車両導入に「嫌な予感しかしない」東武野田線が冷遇される「不穏な未来」