芸能

天才テリー伊藤対談「小林清志」(1)翻訳仕事から偶然吹替の世界へ‥‥

●ゲスト:小林清志(こばやし・きよし) 1933年、東京都生まれ。高校卒業後に日本大学芸術学部演劇科に進学。在学中から俳優として活動。卒業後は「劇団泉座」に所属し、舞台役者として活動するほか、脚本の翻訳もしていた。1958年より声優の仕事を始め、「鉄腕アトム」「妖怪人間ベム」「巨人の星」「タイガーマスク」などのアニメ作品やジェームズ・コバーン、リー・マーヴィン、トミー・リー・ジョーンズなどの吹替を担当。1971年から放送がスタートしたアニメ「ルパン三世」では次元大介を担当し、アニメ放送開始時から変更がないメインキャストは次元大介のみとなった。5月31日より、「ルパン三世」のスピンオフ作品「LUPIN THE IIIRD」シリーズの第3 弾「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」が新宿バルト9ほかで限定公開される。

 名優ジェームズ・コバーンやリー・マーヴィンの吹替、そして「ルパン三世」のクールな相棒・次元大介を約半世紀にわたり演じ続ける声優界の重鎮・小林清志。吹替現場の思い出と現在、長いつきあいとなったキャラクター・次元への熱い思いを、天才テリーに語り尽くした!

テリー お仕事でご一緒することはありましたけど、まさか、こんな形で小林さんとお会いするとは思いませんでしたよ。だって小林さんがこういう取材を受けること、あまりありませんよね。

小林 確かに、時々取材や講演なんかは頼まれるんだけど、何度も同じことを聞かれるから面倒くさくて断っちゃうんです。別に毛嫌いしているわけでは(笑)。でも今日の相手はテリーさんだと聞いたので、意気込んで来ましたよ。

テリー ありがとうございます。さっそくですがプロフィールを拝見すると、小林さんは日本大学芸術学部の演劇科卒、なんと宍戸錠さんやケーシー高峰さんと同期だそうで。

小林 そうそう。テリーさんも日大じゃなかった?

テリー はい、経済学部です。僕、宍戸錠さんと仲よくさせていただいているんですが、当時はどんな感じでしたか。

小林 授業の一環で演劇実習っていうのがあってね。最初にやったのが、彼との2人芝居ですよ。たしか飯沢匡さんの「還魂記」っていう戯曲だったかな。

テリー えっ、錠さんと?今から見ると、すごく豪華な共演ですね。

小林 まあ、当時はただの学生だから(笑)。彼が若くて貧しい青年役で、俺は老いた王様を演じてね、途中で2人の魂が入れ替わるという話です。

テリー 演劇科に入ったということは、やっぱりその頃から役者を目指されていたんですか。

小林 いやいや、そんなこと全然思っていなかったですよ。漠然と「シナリオを書きたい」とは思っていましたけどね。

テリー あ、裏方志望だったんですね。それがまた、どうして役者の道に?

小林 私を面倒みてくれた先輩が「劇団泉座」っていう劇団に行ったので、たまたまそれにくっついて入ることになったんです。行った日にいきなり「お前、アメリカ帝国主義が‥‥」なんて話してくるような、左翼バリバリのところでしたけれどね。

テリー 大卒で新劇に入るっていっても、生活は大変じゃなかったですか。

小林 そりゃもう、お金なんて全然ありません。たまたま実家が東京にあったので、なんとか食いつなぎましたけど。

テリー それで、声優の仕事はどういうきっかけで。

小林 子供の頃から英語が好きで、泉座で海外戯曲の翻訳なんかをやっていたんですよ。そしたら、海外作品の字幕吹替なんかをやっている東北新社からも翻訳の仕事を頼まれるようになったんです。

テリー へー、それはすごい!

小林 で、ある時「お前、役者なんだろう?」って誘われたことをきっかけに、翻訳と並行して吹替の仕事もやることになっちゃうわけですよ(笑)。

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