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「いまだにちょっと怖い時あるな。夜寝る時にふとよ、『明日朝、目が覚めて起きたら、そこがまた病院のベッドだったらどうしよう』って思ったりしてよ」
94年のバイク事故で長期入院を余儀なくされた殿は、退院してからもなお、時折“今、元気に仕事をしてるのは夢で、本当はまだ入院中で、ベッドの上なんじゃないか?”といった恐怖を感じると、冒頭の言い回しで、たびたび口にしていたことがありました。
映画のロケなどで、地方のホテルに泊まった時、朝起きていつもと部屋の景色が違うと「やっぱり今までのは夢で、病院で寝ていたのか!」と、ゾッとしたこともあったと語っていました。わたくし、殿の事故後に弟子にさせていただいたので、当時のことは先輩から聞くばかりなのですが、酒席などで殿の口から何度か、入院中に考えたことや、退院後に少しばかり変化した死生観について、直に聞いたことがあります。
が、こういった時、殿はすかさず“ちょっと真面目な話をしちまったな”といった空気を誰よりも早く察知し「たけし入院漫談」をしっかりと聞かせてくれるのです。
「先生に『事故の後遺症で、もしかしたら右下半身が不随になるかもしれません』って言われた時は、とっさに左にポコ○ンを寄せたよ」
「顔に骨なんかつなぐために金属の棒が入ってて、回復した時、それを抜いたんだけどよ、それの痛いの痛くないのって。あの時ばかりはおでんの気持ちがよくわかったよ」
「入院してる時、あんまり退屈だから、井手(らっきょ)が見舞いに来た時よ、俺のベッドに寝かせて、布団をかぶせて顔を隠して頭だけ出して、看護婦さんを呼んでよ、井手に『先生、ハゲてしまいました』って言わせたら、看護婦さんが、『ま~大変! 先生! 先生!!』って、大慌てで先生呼びに行ったんだから」
「毎日のおしっこの検査でよ、ある日、オロナミンC入れて出したら、先生がすっ飛んできて、『北野さん、あなた、昨日、何飲みました?』ってなって、そのあと、えらい怒られたよ」
で、こういった病院漫談のあと、「昔よ、井手がぜんそくで入院した時もひどいことしたな」と、自身の入院から弟子の入院話へとワードを広げ、時に語ってくれたりします。ちなみにその「ひどいこと」とは──。被害者の井手さんから以前、わたくしが直接聞いた話をどうぞ。
「持病のぜんそくで倒れて俺が入院してたら、殿がわざわざ見舞いにきてくれたんだよ。その時、俺は口に酸素マスク付けて、寝ながら殿にお礼を言ったんだけど、しばらくして猛烈に息苦しくなってきたから、何だこれ? やばいなって! 慌ててマスク外して殿のほう見たら、殿が俺の酸素ボンベの管から、タバコの煙をふ~って吹き込んでたんだから。あの時は殿が悪魔に見えたよ」
他にも殿の悪魔伝説は山ほどあるのですが、とりあえず本日はこの辺で──。
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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!
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