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記事全文を読む→ビートたけしの名言集「付けては笑う遊び心たっぷりなタイトル」
殿は決まって、まずタイトルで遊びます。説明しましょう。書籍でもテレビ番組でも最初の段階で殿は、かなり遊び心たっぷりなタイトルを付けては笑い、遊びます。テレビの特番などはそれがモロに出るジャンルで、10年程前からTBS系列にて、毎年不定期でやっている深夜枠の生放送の番組があるのですが、これがかなりの遊び心満載なタイトルとなっています。字数の関係で、全部は紹介できませんが、そのいくつかをどうぞ。
09年夏「ビートたけしの絶対見ちゃいけないTV」、09年末「ビートたけしのもう1回だけ見ちゃいけないTV」、10年秋「ビートたけしのあと1回だけ見ちゃいけないTV」、10年末「ビートたけしのあと1回だけヤラせてTV」、13年末「ビートたけしの親切な人が5千万円貸してくれないかTV(この年、猪瀬都知事が5千万円問題で辞任)」、18年末「ビートたけしの独立してマージン分ギャラ下げるからあと2回ヤラせてTV」。で、今年も年末に放送予定なのですが、こちらもかなり遊び心満載なタイトルを付けていました(情報解禁はもう少し先になります)。
殿のこういったタイトル付けの特徴は、時事ネタを取り入れるのはもちろんのこと、自身の自虐ネタも躊躇なく放り込みます。例えば、この夏に名古屋で開催された単独ライブの時も、
「今度の名古屋のライブよ、『いろいろあって、全部取られてスッカラカンになっちまったから、3万円とっぱらいでくれるなら、今ならどこでも行くぞライブ』ってのはどうだ?」
と、しっかりと、最新の自虐ネタを強く打ち出したタイトルを付けようとしていました(結局このタイトルは使用せず)。とにかく殿はいつだって、遊べるものは何でも遊び、取り入れ、ふざけまくることを徹底して実践しています。
以前、村上春樹さんの「1Q84」が大ベストセラーとなり、世間を騒がせていた頃、
「今ちょっと漫才の台本書いてんだけど、これ、あれだな。まとめて本にして出すか」
と、オール新ネタの漫才本を作成する構想をぶち上げると、すぐさま、
「だけど、あれだな。ただ『漫才』ってタイトルで出してもつまんねーな」
と、思案し、その結果、
「今度出すネタ本よ、村上春樹の売れてる本にあやかって『1084(to-san ya-yo)トーサンヤ~ヨ』ってのはどうだ!」
と、決定し、本当にそのままのタイトルで、出版していました。
最後に、つい先日も、
「そろそろ12月のライブのタイトル決めなきゃダメだな(12月6日に北九州で第9回目となる殿の単独ライブを開催)。じゃーよ、
『いよいよライブの悪評が広まり、貸してくれる劇場がなくなって、ついに北九州まで来ちまったライブ。次はもう北方領土でやるしかねーぞライブ』ってのはどうだ」
と、実にうれしそうに提案していました。
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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!
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