スポーツ
Posted on 2019年12月27日 05:59

「何をしに来た?」巨人ファンから厳しい声が飛ぶ引退・森福允彦の“誤算”

2019年12月27日 05:59

 すでに巨人から戦力外通告を受けていた森福允彦投手が、引退を決断したことが各スポーツ紙で報じられた。

 森福は当初、現役続行を希望し12球団合同トライアウトを受けてはいたが、台湾球界から誘いはあったものの、NPBからのオファーはなく意思を固めたのだという。

「トライアウトでは四死球は出したものの、打者3人に対し無安打2奪三振と、上々な出来でした。しかし、来季から大リーグではルール改正でワンポイントでのリリーフが禁止となり、日本球界もその余波を受けそうな気配となっている。そうしたことも、左のワンポイント専門の森福の選考に少なからず影響を与えたのかもしれません」(スポーツ紙記者)

 とはいえ、とにもかくにも昨今の惨憺たる成績は大きいだろう。ソフトバンク時代は2011年、12と60試合以上の登板を果たして“左キラー”として確固たる地位を築き、13年にはWBCに出場。16年は50試合に登板で防御率2.00の成績を引っ提げFA権を行使、オフに2年総額4憶円の契約での鳴り物入りの巨人入りを果たすが、17年は春先早々から散々に打ち込まれ2軍行き。続く18年は1軍登板が2試合、今季も7試合とまったく良いところがなかった。

「それだけに、10月1日に戦力外通告を受けた時と同様、今回も巨人ファンからは《大金をもらっていったい何をしに来たのか》としたブーイングが殺到しています。そもそも、森福がソフトバンクを出る決断をした要因の一つに、ワンポイントのみの起用法への不満があったとされ、あくまで1イニングを任せてもらいたいという願望があった。しかし巨人では、1イニングどころかワンポイントでもおぼつかない状況から抜け出せなかったわけです。結局、森福の起用法をしっかりと見極めていたソフトバンクに見切りをつけたことが、選手生命を短くしてしまったとも言えますね」(夕刊紙記者)

 こだわりと実力に落差があったということか。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/8/5発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク