芸能
Posted on 2020年04月04日 09:57

空前の「MANZAIブーム」40年感謝祭!(1)<島田洋七(B&B)>デパートの紙袋で持ち歩いた全盛期のギャラ

2020年04月04日 09:57

 圧倒的スピード感を武器に、ブームの先兵となったのが「B&B」だ。文字どおり“がばい人気”だった全盛期を、島田洋七(70)が振り返る。

──何度か相方を変え、島田洋八とのコンビで「B&B」を結成。その人気が日本中に拡大したのが80年。

洋七 1月20日にやった「花王名人劇場」(フジテレビ系)の「激突!漫才新幹線」ね。夜9時のゴールデンタイムに、1組が10分以上の漫才を見せるちゅうのは、それまでなかった。西のやすきよに東のセントルイス、それに若手のB&Bが呼ばれて、これが関西で27.2%の視聴率になって。

──そして4月1日、さらに伝説となる「THE MANZAI」(フジ系)の第1回がオンエア。

洋七 プロデューサーの横澤彪さんと話してて、いろいろ言うたんよ。漢字の「漫才」じゃなく、英語の「MANZAI」にしたらとか、客席は笑い屋のおばちゃんじゃなく若い人ばかりにしたらとか、どうですかと。

──実際、その斬新なスタイルがウケて、回を増すごとに視聴率は急カーブ。第5回となる同年12月30日のオンエアは、32.6%を記録しています。

洋七 ツービートに紳竜、のりおよしおに、ぼんち、主力は6組くらいやったけど、むっちゃ個性的でおもろかったもん。その頃に男のアイドルが少なかったこともあって、漫才師がキャーキャー言われるようになったな。プロマイドが売れるとか、信じられへんかった。

──下世話に聞きますと、収入もケタ違いでしたか?

洋七 オレらは事務所が小さかったから配分をちゃんと決めてて、事務所と洋八が3割ずつ、オレはネタも書くから4割。当時は振り込みやないから現金をデパートの紙袋に入れてて、いちばん多い時は8000万円あったよ。

──1カ月でですか!

洋七 その月はCMが2本入ったからいうのもあったけど、営業も多かったしな。漫才はマイク1本あればどこでも、準備もいらんとやれる。そりゃあ全国からお声がかかるよ。

──さらにテレビ・ラジオのレギュラーですね。週に19本というのは、信じられない数字。

洋七 昼の「笑ってる場合ですよ!」(フジ系)のように、月~金の帯レギュラーが、昼と夕方と夜と3つ。さすがにどこにも行かれへんようになるから、夜のラジオは週2~3回にしてもろうたよ。

──ネタも自身で考えるから時間が足りないですね。

洋七 最初は本ネタに構成作家がいたけど、使えるとこは4分の1くらい。給料が5万円の時にネタ代を2万円も払って、それはアホらしいから自分たちで作ったよ。

──残念ながらブームは2年ほどで収束しました。

洋七 ブームを作ってたのって12組くらい。それでいて各局に番組はできるし、新ネタも追いつかない。飽きられるのもしかたなかったね。ただ、それまで「歌手」よりもうんと地位が低かった「漫才師」が、今ではテレビの司会なんかもほとんどやってる。それだけ向上させたって自負はあるよ。

──がばい歴史の立て役者です!

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年06月05日 11:00

    日本テレビの長寿演芸番組「笑点」の公式Xが、現メンバーの集合写真とともに〈【お知らせ】笑点がついに…重大発表6月7日(日)夕方5時30分から放送〉と6月4日に投稿した。1966年放送開始、今年で60周年を迎えたばかりの看板番組の「ついに」で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年06月11日 11:45

    プロ野球の元スター選手の息子が、詐欺容疑で逮捕された。事件としてはそれだけの話かもしれない。ただ、引っかかったのは事件そのものより、父親の仕事にまで響いたことだ。中日、オリックス、楽天で活躍し、引退後は解説者として親しまれてきた山崎武司氏で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年06月11日 20:30

    名物演芸番組「笑点」(日本テレビ系)が「テレビコメディーパネル番組(週間)の最長放送」としてギネス世界記録に認定されたと発表したのは、6月7日の放送だった。2016年から6代目司会を務める春風亭昇太は「この番組を紡いできてくれた先輩たちに感...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク