芸能

木村文乃「バツイチ色香」を生んだ「波瀾万丈」人生(3)和服美人ぶりに期待

 今でこそ「清楚」が代名詞の木村だが、その「我」の強さ、男に頼らない素の一面が好演技につながった作品が「サギデカ」だ。

「バイク乗りの女刑事役で、振り込め詐欺グループを追い詰める刑事ドラマです。生き生きとした演技がNHK内部でも高評価でした」(スポーツ紙記者)

 女刑事役といえば、15年のドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(フジテレビ系)も話題を呼んだ。同じ機動捜査隊に所属する恋人役の松坂桃李(31)とともに、次々と殺人を犯す凶悪美女役・菜々緒(31)を追い詰めるサスペンスドラマだ。

「第1話の冒頭、ソファで横になる松坂と馬乗りになった木村が唇を重ね合わせるシーンがあり、初回視聴率は12.9%と好スタートを切った。菜々緒もまた、スポーツジムの更衣室で赤いブラとショーツ姿を披露していました。シリアス基調のドラマの中に、セクシーなシーンがちりばめられていて、木村のコスプレ姿もエロかった」(テレビ誌編集者)

 第7話では、菜々緒が木村を監禁し、サバイバルナイフを片手にいたぶりまくる。菜々緒が「警察の人もこれくらいかわいくすると‥‥」とささやきながら、ミニスカポリス風の制服を着せた木村に手錠をかけ、足首を縛り上げて床に転がす。水色ジャケットの下の美乳が揺れ、腰からお尻にかけてのクビレが悩ましく、スタイルのよさを強調してみせた。

「花柄のロリータ衣装に着替えさせて責めるシーンでは、パンティが見えそうなくらいスカートがめくれ上がり、ムッチリした太腿ばかりか、柔らかそうで大きめのお尻のラインが。和服が似合うのもうなずけますね」(テレビ誌編集者)

 昨年3月、木村はフジテレビ開局60周年特別企画のドラマ「大奥 最終章」でヒロインを務めている。

「03年の菅野美穂(42)を皮切りに、深田恭子(37)や沢尻エリカ(33)らが主演を務めた一大シリーズ。フジ系ドラマ初主演となる木村が完結作で大抜擢され、あらためて正統派の『和風美人』と認知されました」(スポーツ紙記者)

 その和服美人ぶりに期待を寄せるのが、アイドル評論家の小谷哲氏だ。

「期待されるのは彼女特有の『エロス』です。人気女優の3大要素である『シリアス』と『コミカル』な演技は巧みにこなすまでに成長しているだけに、もっと艶っぽさを磨いてほしい」

「精霊の守り人」では、綾瀬と木村の入浴シーンが話題になったこともある。

「男って胸の谷間の深さだけに魅せられるわけじゃない。鎖骨から胸元のラインで、見えない下半身を想像したりもする。それだけに、表情や衣装などで、もっと男心をくすぐってほしい」(小谷氏)

 そのいい例が映画「大奥」(06年、東映)で主演を務めた仲間由紀恵(40)だ。

「黒髪美女の彼女も、最初はシリアスさだけが持ち味だったが、『TRICK』(テレビ朝日系)でコミカルな演技を磨いて一皮剥けた。『ごくせん』(日本テレビ系)も、ひょうきんぶりだけじゃなく、ピッタリとしたパンツ系衣装で格闘シーンを演じ、セクシーな一面をアピールしていた。木村は仲間の後継者に十分なりえると思います」(小谷氏)

 さまざまな苦悩を乗り越えてはい上がってきた木村だけに、NHK大河史上、最もセクシーな和服美人を演じてもらいたいものだ。

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