芸能

吉永小百合「多情交遊の履歴書」(2)渡との壮絶な熱愛と破局劇

 浜田とは44本もの映画で共演し、純愛路線のゴールデンコンビとして騒がれた。浜田は「結婚を考えたことはないのか」と周囲によく聞かれたという。

 浜田は今年6月、東京・大塚にカラオケスナックをオープンさせたが、それに先駆けて吉永と食事を共にした。松原智恵子(68)も参加し、都内ホテルで天ぷらを食べてからカラオケボックスへ。吉永は先陣を切ってみずからの曲「勇気あるもの」を歌い、盛り上げたという。

 いずれもプラトニックだったようだが、石坂を巡ってはひと騒動あった。中平氏が続けて明かす。

「多弁でC調な石坂を歯牙にもかけなかったとの話もありますが、石坂のプロポーズを断った、と聞きました。石坂と加賀まりこ(69)の関係があったからです。石坂は毎日バラを1本ずつ加賀にささげていた。二股は嫌だったんです。加賀は2人の仲を気にして、石坂と小百合ちゃんが共演するテレビドラマの収録スタジオにコッソリと見に来たりも」

 三角関係の泥沼化を避けての「破局」。吉永は後年、「おはん」(84年・東宝)で石坂と共演し、濃厚な濡れ場を演じている。

 吉永が師と崇めたのが、宇野重吉(故人)。その長男・寺尾聰(66)とはテレビドラマで共演し、私的な交流もあったという。

「お互い、好意を寄せていたと思います。結婚してもいいくらいの勢いだったのでは、との説もありました」(ベテラン芸能ライター)

 そして芸能界でもつとに知られるのが、「吉永にとって最初の男だった」と言われる渡との壮絶な熱愛と破局劇である。「愛と死の記録」(66年・日活)での共演を機に急接近。映画にはヒシと抱き合うシーンがあるが、役柄が私生活に飛び火した形だ。2人は結婚の約束もし、吉永は両親にみずからの意思を伝えてもいた。ところが、その両親は猛反対。吉永は泣く泣く渡のもとを去ったのである。

「のちに渡が一般女性と結婚した時には三日三晩泣き通し、1人でヨーロッパを傷心旅行しています。いつだったか、私が飼い犬を診てもらっている獣医さんにちょっと思いを寄せていて、それを書いてファクスで送ったら、小百合ちゃんから『恋は苦しいものです』と返信がありました。渡のことが念頭にあったんだろうと思いますよ」(中平氏)

 98年、「時雨の記」(東映)で2人は29年ぶりに共演を果たす。吉永が相手役として「元恋人」を「指名」したのだった。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身