スポーツ

田尾安志、プロ1年目に体感した星野仙一の「勝ち負けへのこだわり」とは?

 元プロ野球選手、東北楽天ゴールデンイーグルスの初代監督として指揮をとった田尾安志氏のYouTubeチャンネル〈田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube〉、6月15日投稿の〈プロ野球界で一番怖かった人は誰?〉で、同じく元プロ野球選手の岡義明、藪恵壹氏とともに現役時代の怖かった先輩について語った。

 選手としては中日ドラゴンズ、西武ライオンズ、阪神タイガースの3球団を渡り歩いた現役生活18年の中で、田尾氏は怖い人と問われ開口一番、星野仙一氏(故人)の名前をあげた。

「星野さんが先発で投げてて、途中で代えられて、ベンチに戻ってくる時、たぶん気分が悪いんだろうね…。帰ってくると同時にさ、湯呑茶碗をベンチに向かって投げるのよね。うわ~、怖いなあと思って」と当時の記憶がよみがえったのかビクリと身をすくめた田尾氏。しかし、それ以降、湯呑茶碗が陶器からプラスチックに変わったことや、星野氏が蹴ったドアの傷には〈〇月〇日星野〉と後輩が書いていた等のエピソードを語り、笑いも誘った。

「ボクらからみたらおっさんみたいな人よ、歳は7つぐらいしか変わらないけど、こんなおっさんが試合の時にあんなに怒るんだって。1つの勝ち負けって、アマチュアで見てた時はあんまり考えてない。実際プロに入って、1つ勝つ1つ負けるってこんなに大きいことなのかってことを、1年目に星野さんを見て感じた」

 田尾氏は中日ドラゴンズでのルーキーイヤーとなる1976年当時を星野氏を通じて懐かしそうに振り返った。

 通算317勝で日本プロ野球歴代4位の記録をもつ鈴木啓二氏は「打たれて腹立たなくなったからやめた」と藪氏も語っている通り、“怒り”の印象の強い星野氏だが、「勝ちたかったら、もっと腹立てんかい!」と天国からゲキが飛んできそうだ。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
紹介状ナシで大病院に行くと「特別料金」が発生/医者が教えたがらない簡単に「医療費が節約できる」裏ワザ10選〈病院編〉
2
日本産ホタテ輸出「脱中国シフト」で習近平に完全勝利「今さら欲しがっても誰が売るか!」
3
ロッテ新球場「なぜ屋根をつけない?」の答えは「650億円の壁」と「ハーフカバー」
4
元埼玉県警特殊部隊員が明かす「日本で9歳以下の行方不明者は年間1000人」戦慄の手口
5
大谷翔平を襲う「LA鉛中毒」アウトブレイク(3)重篤化すると手足が痙攣し