スポーツ

「教え子」片岡篤史が震え上がった「PL学園の名将」元監督の意外指導法とは?

 コロナ禍で「夏の選手権大会」が中止となった高校野球。その高校野球の「監督」と言えば、例えは古いかもしれないが、つい竹刀を片手にした鬼軍曹のような厳しい顔つきを思い浮かべてしまう。ましてや甲子園常連校ともなればなおさら。

 では、春夏16回甲子園出場を果たし、通算58勝、優勝6回(いずれも甲子園での記録)を遂げたPL学園の中村順司元監督はどうだったか?

 甲子園での通算勝ち星は歴代第2位、清原和博氏、桑田真澄氏のKKコンビを始め、立浪和義氏、松井稼頭央氏、福留孝介氏ら数々の超高校級を育て上げた名将だ。そんな中村氏を、元プロ野球選手でPL学園にも籍を置いた片岡篤史氏がみずからのYouTubeチャンネル〈片岡篤史チャンネル〉に招き、当時の印象を語った。8月8日投稿回でのことだが、中村氏は意外にも終始温和な雰囲気。それは監督を引退したから…ということでもないようで、片岡氏は、「ボクたちは監督さんに怒られることはまずあんまりないんですよ」と意外なことを口にした。

 打てずに怒られたという記憶もないそうだ。しかし、取り組む姿勢であったり、ふて腐れた態度には監督は看過しなかったそうで、片岡氏が怖かったと記憶しているのは、1年生の頃。入部したての不慣れな1年生がリズムを崩すことから3年生、2年生がエラーを誘発されるのだが、このエラーには怒りを見せていたそうだ。それを見ていた1年生だった片岡氏は「ボクたちは怖かったです」と振り返った。

 これには中村氏も、「それはオレは反省やな」と苦笑を浮かべたものだった。

 KKコンビでも成しえなかった春夏連覇を2年後輩の片岡氏はPL学園で達成。そのメンバーにして、中村氏を前に背筋を正し、中村氏の顔にじっと視線を向けていた。

 清い師弟関係は厳しさの中だけに宿るものではないということだろう。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身