スポーツ

中畑清、澤村電撃トレードで口にした「辰っちゃんの恩情だよね」の深意とは?

 9月7日、巨人の沢村拓一投手とロッテの香月一成内野手の電撃トレードが発表された。2010年にドラフト1位で入団した沢村の放出にも驚いたが、それ以上に、沢村が今季年俸1億5400万円なのに対し、香月が同650万円という、これまでに見たこともないような格差トレードには度肝を抜かれてしまった。

 トレードで印象に残っているのは「空白の1日」と世間を騒がせた1979年の小林繁投手(巨人)と江川卓投手(阪神)だろうか。形式上、阪神からのトレードとなってはいるが、江川は阪神では1日もプレーをしていない。小林は移籍1年目、22勝の最多勝を獲得して意地を見せたが、悔しさひとしおだったろう。

 86年の落合博満内野手(ロッテ)と、牛島和彦投手、上川誠二内野手、平沼定晴投手、桑田茂投手(中日)の1対4トレードも印象深い。3度の3冠王に輝いた落合の価値を示したものだった。

 テレビ東京が運営するYouTubeチャンネル〈テレビ東京スポーツ〉の、9月7日投稿〈巨人沢村がロッテに衝撃トレード!年俸差約1億5千万の裏にある原監督の意図とは?中畑清が言及【キヨシの超本音解説】〉では、巨人で活躍した中畑清氏が今回のトレードについて「辰っちゃんの恩情だよね」とコメントした。原辰徳監督を「辰っちゃん」と呼べるのも巨人OB先輩の中畑氏らしい。今の沢村では巨人でチャンスはなく、飼い殺しになってしまうのを恐れたことと、環境を変えてチャンスを広げてほしいとの原監督の恩情だと中畑氏は強調した。

 ほぼ優勝が決まっている巨人は、早くも来シーズン以降を見据えて可能性のある若い香月選手を獲得した。「勝ちに行く」という原監督の真骨頂を見た思いもあり、今年の原采配は実におもしろい。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
4
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
5
【大騒動】楽天・田中将大が投げられない!術後「容体不良説」も出た「斎藤佑樹との立場逆転」