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“美女の晴れ舞台”始球式「空振りの起源」は政治家への忖度!?高木豊が初耳解説

 日本プロ野球の始球式。女優の石原さとみ、橋本環奈、吉岡里帆、土屋太鳳、タレントの稲村亜美、アイドルの白石麻衣(乃木坂46)など、近年では錚々たる人気女性芸能人の魅せる1球を楽しみにしている方も多いことだろうが、さてこの始球式、なぜバッターは空振りするのだろうか…?

アメリカではバッターが打席に立たず、ただピッチャー役がキャッチャーに投じるのみとなっており、空振りは日本独特の慣習のようだ…。

 元プロ野球選手・高木豊氏のYouTubeチャンネル〈高木豊のセカンドチャンネル〉の、2020年12月28日投稿〈【始球式で空振りするのはなぜ?】意外と知らない空振り事情をみんなに教えるよ!〉の中で、日本ならではの始球式のルーツが明かされたのだが、それによれば、話は明治41(1908)年まで遡るという。

 この年の11月22日、戸塚球場で開催されたアメリカ大リーグ選抜チームと早稲田大学野球部の国際親善試合において、始球式を投げたのは、早稲田大学創設者であり、明治31年には内閣総理大臣も務めた大隈重信(1838-1922)であった。

 ところがこの球が、一塁ファールゾーンに地を這うように転がり、当時の早稲田大学の学生バッターが大先生に恥をかかせてはいけないと気を利かせて空振りしたのが日本始球式の発祥だと、なんとも日本人らしいエピソードが紹介された。

 始球式と言えば、大みそかに大ヒット映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌「炎」が、日本レコード大賞の大賞を受賞した歌手のLiSAが、去る11月4日にナゴヤドームで「ノーバン投球」を披露し話題となったのも記憶に新しいところ。2013年にはタレントの壇蜜がスクール水着姿で始球式を務め物議を醸したが、時代とともにその様式も変化してくのだろうか?

(ユーチューブライター・所ひで)

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