「お嬢様ボートレーサー」最新報告「富樫麗加でございます！」／田口節子さんたちのおかげでつかんだ勝利

2021年03月10日 17:58

　今週はG2「第5回レディースオールスター」（＠ボートレース芦屋、2月23日～28日）の回顧から。

　皆さんご存じのように、優勝は地元の小野生奈さん（福岡、A1級）。前回の第4回大会では、優勝戦の1号艇から5着と悔しい思いをされていたので、まさにリベンジ成功ですね。

　生奈さんもレース後「去年はファンの皆さんの期待を裏切ってしまいました。あんな思いはしたくないと臨みました」と話されていましたが、自分との戦いというかプレッシャーの中、トップスタートからの逃げ切りV。さすがです！

　また、6日間の総売り上げが目標の85億円を大きく上回る102億7448万200円。たくさん舟券を買っていただきまして、ありがとうございました。

　ただ私はというと、初日第4Rで操縦ミスから消波装置に衝突。エンストしてしまい、その後は、新ペラを叩いて、キャリアボデーやギアケースを交換するなど、調整の日々でした。

　さらに電気一式を交換したり、他にもいろいろ整備をして迎えた4日目第4R、やっと1着が獲れました。生配信の勝利者インタビューで「毎日、枕を濡らしていました」と答えたため、翌日のレース実況で「（昨日の勝利で）もう涙で枕を濡らしません」とコメントされていたと、家に帰った時にお母さんが教えてくれました。「聞いていて、つい泣いちゃったわ」とも。私と違って女の子らしくて優しいお母さんを心配させてしまい、反省です。

　ちなみにそのインタビュー、私としては冗談っぽく話したつもりだったんですけどね。泣いても何の解決にもならないわけで、整備士さんに相談しながら、壊したエンジンをずっと直していました。おかげで前検日に52キロだった体重がストレスからか50キロ台に（笑）。

　さて、今週末からボートレース児島（岡山県倉敷市）で「ヴィーナスシリーズ第24戦　第10回クラリスカップ」（3月14日【日】～19日【金】）が開催されます。

　私が注目するのは「レディースオールスター」でお世話になった田口節子さん（岡山、A1級）です。

　壊したエンジンを直すのに多くの人から助言をもらいましたが、田口さんには何度か足合わせもしていただきました。たくさんお話もできて、うれしかったです。

　その田口さんにとって、ここは地元戦ですし、ビシッとエンジンを仕上げて、カッコいい走りを見せてくれると思います。

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■富樫麗加選手【今後の出場予定】

3/7～3/12 戸田（G3）オールレディース・第52回報知新聞社杯

3/20～3/25 大村（G3）オールレディース第15回蛭子能収杯

4/5～4/11 蒲郡（一般）日本財団会長杯争奪蒲郡ムーンライトレース

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富樫麗加（とがし・れいか）：1989年11月8日生まれ。東京支部所属。112期。A2級。13年のデビュー後、白百合女子大卒のお嬢様レーサーとして一躍人気者に。17年5月、ボートレース下関で行われた「トランスワードトロフィー2017男女W優勝戦」で初優勝。6号艇から3連単20万円オーバーで、穴党を歓喜させた。

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