政治
Posted on 2021年05月17日 05:55

宮崎謙介〈政界“魑魅魍魎”ウォッチ〉「五輪便乗解散VS安倍『怪しい横ヤリ』」

2021年05月17日 05:55

 元衆院議員の宮崎謙介氏が足掛け5年の議員生活の経験をもとに、政治家ウオッチングやオフレコ話、政治にまつわる話を適度な塩梅で、わかりやすく「濃口政治評論家」として直言!

 永田町に「菅降ろし」の怪文書が流れているようですね。選挙が近くなると、この手の怪文書がよく出回るものですが、相手陣営からの攻撃、熱狂的な派閥支持者による嫌がらせ、滅多にないですが官僚やメディア関係者等からの通告といった類です。大騒ぎとまではいかないですが、小騒ぎしているマスコミもどうかと思いますよ。一般企業に置き換え、社内で誰が流したかもわからない怪文書、信用します?

 この怪文書について、ある自民党議員に聞いてみたところ、「自民党内を混乱させたい中堅による仕業なのでは」と。しかも一部では「安倍再々登板」のムードが流れているとか。これに関して言えるのは「第3次安倍政権、ありえます!」。

 昨年から感じていたのですが、薬が効いて体調がいいんだから、安倍さんが再度登板するのもアリではないでしょうか。最近の安倍さんは議員連盟やシンポジウムなど、いろんな会合に現れては、憲法改正や原発推進の旗を振り始めています。顔色もいい。何より、憲法改正はもはやライフワーク。あとワンチャンあってもいいのでは、と。

 さらに安倍さんはGW中、BS報道番組に出演。一連の空気を読んで、菅総理に向けて次のように発言しました。

「当然、菅総理が継続して総理の職を続けるべきだ。頑張ってもらいたい」

 これ、怪しくないですか。怪文書より、もっと怪しい。かつて安倍さんは「解散なんて私の頭の中にはまったくない」と発言しておきながら、直後にしれっと解散しました。第2次政権の終焉時も「退陣なんて考えていない」とキッパリ言いながら、突然の辞任。黙っていればいいところを、否定しておきながら、実はクロだった、ということが多いのです。

 今回も本人がメディアでわざわざ菅応援発言。一方で、病気に対しては「新しい薬が大変よく効いて、あと2回くらい点滴すれば一応、治療も終わる」と答えていました。

 さりとて僕は、菅政権はしばらく続くと見立てています。「4.25トリプル選挙」で自民党が全敗しましたが、なんだかんだ言っても、やっぱり政権交代はありません。

 国と東京都が「絶対にやる」と決めている東京五輪を控え、緊急事態宣言も国民の批判を受けながらも、延長したり繰り返したりしていけば、7月なんてあっという間にやってきます。

 始まりました、東京五輪。池江璃花子選手はきっと金メダルを獲得します!バドミントンの桃田選手やゴルフも期待大です! 日本人選手が獲得するであろう金メダル数は25~30の予想。コロナ禍でイヤイヤ決行したけど、こうなったら楽しむしかない‥‥というムードに国民を持っていけば、菅さんのものです。そのタイミングで解散。結局は菅総理が勝つのではないでしょうか。

 安倍さんの退陣劇は、後手に回るコロナ対策への批判が続く中、あっけない幕引きでした。もはやアベノマスクも記憶の彼方。あの頃は「安倍さんだったら、菅さんの方がいい」というムードだったのに。

 そして再びの緊急事態延長。あぁ、飽きてきた。自宅のソファーで犬と戯れて、ルイ16世ばりにムーディーに過ごすとするか。

宮崎謙介(みやざき・けんすけ):1981年生まれ、東京出身。早稲田大学を卒業後、日本生命などを経て、12年に衆議院議員に。16年に辞職し、経営コンサルタントや「サンデー・ジャポン」(TBS系)などに出演。「バラいろダンディ」(TOKYO MX)ではレギュラーMCを務める。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク