芸能

石原さとみ「政界転身」交渉の全舞台裏(1)「今までお世話になりました」

 昨年は電撃婚で世間を驚かせた石原さとみに、今年も水面下で大きな動きが出始めていた。昨年末に週刊アサヒ芸能がいち早く「女優引退」の道筋を報じたが、その先には政界を巻き込んださらなる仰天ストーリーが描かれているというのだ。

 国民的女優・石原さとみ(34)は現在、放送中の日本テレビ系ドラマ「恋はDeepに」でヒロインを務めている。5月12日からは2年ぶりとなる舞台「終わりよければすべてよし」の全国公演がスタートし、昨年10月に結婚して人妻となってからも、以前と変わらぬ多忙な芸能生活を送っている。

 ただし、そうした現場にいるスタッフの間では、石原の「女優引退」が現実味を帯びてきたという空気が流れている。民放局関係者が声を潜めて明かす。

「今年に入って彼女は、現場で親しいプロデューサーやスタイリストらに『今までお世話になりました』とかしこまって意味深な挨拶をしているんです。中には『年末引退』の意向を明確に伝えられた関係者もいたそうで、近日中に引退発表をするのではないかと‥‥」

 数年前から主演作の視聴率低迷が続き、女優業に見切りをつけるのでは、とも言われてきた。結婚により専業主婦となれば好都合、というわけだ。また、昨年には結婚の意向を所属事務所に伝えるのと同時期に、個人事務所を設立。外資系金融機関に勤めるエリートの夫とともに会社経営に乗り出すとまでささやかれ、ホリプロからの完全独立に向けて加速しているのは事実のようである。

 事情を知る映画関係者が、石原の気持ちを引退へと傾かせた背景について語る。

「昨年からのコロナ禍が、心境に変化をもたらしたといいます。予定されていた多くの仕事がキャンセルとなってしまい、否応なしに自分の人生設計について深く考えることになったようです。それと並行して、映画『進撃の巨人』(東宝)で共演した三浦春馬さん、実はデビュー以来意識してきた先輩女優・竹内結子さんの突然死から『生きるとは何か』を自問自答する日々が続いた。親しい監督には『何もしてあげられなかった無力感にさいなまれている』と打ち明けていたそうです」

 そうした引退へと気持ちが向かう波を止めることができず、10月末に予定される映画「そして、バトンは渡された」(ワーナー・ブラザース映画)の公開後となる年末をもって、芸能界から離れる決意をしたというのだ。

 しかし、事態はあまりに急速に、そして唐突に展開されているようにも見える。だが、石原はしっかりと未来を見据えた準備をしていた。発表されれば、電撃婚よりも衝撃的な「第2の人生」になるというのだが‥‥。

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