スポーツ
Posted on 2021年08月11日 09:59

山本昌、「あの1勝でやっていける!」プロ6勝目の対巨人戦“落涙”の深いワケ

2021年08月11日 09:59

 東海テレビのYouTubeチャンネル〈【東海テレビ公式】ドラHOTpress〉8月2日付け投稿回〈山本昌&山崎武司プロ野球やまやま話「涙を流したあの場面…」〉に、元プロ野球選手の山本昌氏が出演。うれし泣き、悔し泣きなど、現役時代に涙した場面を振り返った。

 山本昌氏と言えば、2006年にNPB史上最年長となる41歳でのノーヒットノーランを達成、08年には同じく史上最年長での200勝を達成して名球会入り。15年10月にはNPB史上初となる50歳でマウンドに上がり引退するなど、記録尽くしである。

 どのシーンで涙を流してもおかしくない状況だが、同投稿動画によれば、山本昌氏がマウンドで涙したのは2回だけだそうで、1回は引退試合。もう1回は、初勝利した翌年の1989年5月27日の対巨人戦だったそうだが、その理由が意外にも深いものだった。

 山本昌氏は、83に年ドラフト5位で中日に入団。初勝利は88年、5シーズン目にあたる年であり、苦心の末にもぎ取った白星だった。この年、5勝を挙げてシーズンを終了した山本昌氏だが、翌89年は5月の終わりまで無勝利のまま4敗を喫しており、「去年、まぐれだったな…」と思い始めた矢先、7連勝中の勢いに乗った巨人がナゴヤ球場に乗り込んできた。

「また打たれるのかな…」と落胆気味にマウンドに上がった山本昌氏。ところが、結果は「1対0」で完封勝利。感極まり、マウンド上で思わず涙したそうで、「あの1勝でやっていける!」とプロでの自信と確信を得たのだと感慨深く振り返ったのだった。

 プロ通算219勝のうち、6勝目が山本昌氏にとってのターニングポイントだったことが明かされたわけだが、落涙する気持ちに共感できるような見ごたえがあった。

(ユーチューブライター・所ひで)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク