スポーツ

第58回「有馬記念」“スポーツ穴党記者”一発逆転座談会(1)オルフェーヴルにも不安はある?

20131226r

 比較的堅めに収まっている今秋のGI戦線。そんな年だからこそ、最後は大荒れもあるのでは。しかもオルフェには不安材料も少なくなく、馬券圏外に破れれば帯封だって夢じゃない。

水戸 キズナが直前に回避して、世間では“2強対決”ムードが漂っているが、はたしてオルフェーヴルゴールドシップのマッチレースになるだろうか?

小田 一昨年と昨年の有馬を勝った馬ですし、人気面でこの2頭が抜けるのは、まあ間違いないでしょう。

水戸 オルフェはともかくとして、ゴールドシップは前走(JC15着)の内容がヒドすぎやしないか。

椎名 JCの時は本調子じゃなかったって聞きましたよ。有馬まで時間が短い中、それをどう立て直すか。まあ、消耗度としては低いと言えますけどね。

小田 ただ後ろを歩いただけですから(笑)。京都大賞典(5着)は負けたとはいえ、そこまで悪い内容ではなかったですもん。

水戸 それにしても、俺は化けの皮が剥がれたんだと思えてしかたがない。さすがに印は回せないな。

小田 過剰人気にはならないでしょうが、穴党が狙う馬ではないですよね。

水戸 じゃあ、オルフェはどうだ。俺は“オルフェ絶対”じゃないと、にらんでるんだが。

椎名 不安材料もいっぱいありますよ。一昨年は国内で順調に使っていましたけど、今年は日本で走るのは春の大阪杯以来で、ロンシャンの広いコースから小回りの中山に替わる。それに池添騎手も相当プレッシャーがかかるでしょ。

小田 久しぶりの騎乗で、当日引退式も行われる。もし負けたら格好がつかないでしょうね。

椎名 ゴールドシップもそうですが、ステイゴールド産駒は集中すればすごい力を発揮するけど、やめちゃったらもう走らない。今の中山は力がいる馬場だから勝つ可能性も高いけど、負ける可能性だってそんなに低くはないと思いますよ。

水戸 そのとおり!

小田 有馬記念で楽に勝てるパターンの一つ、シンボリルドルフみたいに前々につけて最後あっさり抜け出すというレースは、オルフェにはできませんからね。仕掛けるポイント、馬の気性などを考えたら、そんなに簡単ではないと思います。

水戸 もし雨でも降れば、勝つ確率はかなり上がるだろうけど、単勝2倍を切りそうな馬に穴党として◎は打てないよな。

椎名 そうですね。

小田 ‥‥。

水戸 どうした万哲。

小田 いや、この秋のGIはどれも堅くて‥‥。

水戸 穴党の宿命だよ。

椎名 でも、ここでオルフェが馬券圏外に飛べば、帯封だって夢じゃない。

小田 そうだよな、最後にドカンと当てたいよな。

水戸 当てるさっ!

椎名 おっ、すごい自信じゃないですか。じゃあ、水戸さんの本命からどうぞ。

水戸 ナカヤマナイトでいく。とにかく調子がいいんだ。前走は予想外に体重が増えていたが(プラス8キロ)、それでも差はなかった。中山は〈4201〉と得意にしているな。それに何といっても叩き3戦目というのがいい。ただし、道悪なら割り引きかな。

◆アサヒ芸能12/17発売(12/26号)より

座談会参加者

水戸正晴 サンケイスポーツ記者。本誌で「万券を生む血統論」を連載する大穴党。1年に1度は手にしてきた帯封(100万円)が今年はまだだけに、この有馬記念で実現!?

小田哲也 スポーツニッポン記者。愛称は“万哲”。近走の成績より、その馬が最も強いレースをした時を重視しての予想スタンスで数々の万馬券をヒット。そろそろ大爆発か。

椎名竜大 スポーツ報知記者。10年に穴党に転じた直後のスプリンターズSで35万円馬券を的中し一気にブレイク。カラオケ党でもあり、他人のマイクを奪ってブレイクすることもある。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身