芸能

松嶋菜々子「10年の法則」で「第3次絶頂」到来(2)過激すぎて今は放送不可

「SUPER RICH」が放送されている木曜劇場は、かつては月9と並ぶフジテレビの看板枠。ここ10年ほどは視聴率を狙うというより、むしろ特定の層に向けた話題性のあるキャスティングと企画で注目されている。「最後から二番目の恋」シリーズ(12年、14年・主演:小泉今日子、中井貴一)や「ルパンの娘」シリーズ(19年、20年・主演:深田恭子)などもこの枠だ。今後、バズる可能性も高いだろう。フジテレビ関係者が明かす。

「実を言えば、江口主演では地味な印象はぬぐえないため、起用されたのが松嶋でした。かつてのトレンディ女優の威光に頼ったというわけです」

 その視聴率は、初回が7.8%、第2話は7.3%と、まずまずの及第点。ストーリー展開が面白いとの口コミも広がり、

「松嶋の存在感は健在。今クールドラマのダークホース的な存在となっています」(テレビ誌記者)

 松嶋は20代、30代と立て続けに大ヒットドラマで主演を張ってきた一流女優。「やまとなでしこ」(00年・フジ系)、「家政婦のミタ」(11年・日本テレビ系)と、その絶頂期はおよそ10年おきに訪れる、という法則が見て取れる。CM出演も含めた今回の露出急増は第3次絶頂期の序章、との声も出ているのだ。

 読者モデルから女性誌「ViVi」の専属モデルや旭化成キャンペーンガールを経て、92年に女優デビュー。が、最初にブレイクを果たしたのはバラエティー番組だった。

「とんねるずのみなさんのおかげです」(フジ系)のコント「近未来警察072」(94~95年)にナナ隊員として出演。今ではコンプライアンス違反ギリギリのエロネタとリアクションで一躍、脚光を浴びたものだ。テレビ誌記者が振り返る。

「コントでは石橋貴明(60)と木梨憲武(59)に足蹴にされたり、下ネタを連想させる卑猥な言葉を言わされたりしながらも、健気に頑張る姿がたまらなくソソりました。端正な顔立ちの松嶋が眉間にしわを寄せて本気で嫌がる姿は、とんねるずファンの男性視聴者を中心に、一気にファン層を広げたと思います。正直、今では内容が過激すぎて放送できないでしょうね」

 濡れ場でも何でもない場面で、とんねるずに蹴られて倒されながら、それでも石橋の考案によるセリフを真顔で叫んだ。

「今日は私が上になるわ。そうよ、下からも突き上げて!」

「ダメ! 中はダメ! 外なら、外ならどこでもいいから!」

「ああ、クセになりそう。私はあなたたちのメスブタよ。もっとイタぶってちょうだい!」

「オナラじゃないのよ。空気が入っただけ!」

 このAV顔負けの淫語連発コントは、松嶋の「黒歴史」として、今も燦然と輝きを放っている。

 普通の女優なら下ネタ発言で注目されても一発屋として消えてしまうだろうが、96年にはNHK連続テレビ小説「ひまわり」の初主演に抜擢され、人気女優への道を突き進んでいく。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
タモリが「後継指名」する大物アイドル(1)「ブラタモリ」終了のワケ
2
水谷隼がバラした「卓球界ははいてない人ばっかり」で平野美宇や石川佳純は…という素朴な疑問【アサ芸プラス2024年2月BEST】
3
タモリが「後継指名」する大物アイドル(2)終活を決意させた夫人以外のキーマン
4
掃除機をかけたら家中に大繁殖!この春に知っておきたい「トコジラミ対策」
5
【旅番組の暗黒部】太川陽介とは大違い…的場浩司「スタッフを恫喝」で食事抜きを強要【アサ芸プラス2024年2月BEST】