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「こんなクソ小便コース」「お前が打ってみろ!」丸山茂樹が自ら明かした「黒歴史」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」

 2000年から2008年までアメリカツアー(PGAツアー)に参戦し、日本人最多の3勝。さらに世界ゴルフ選手権優勝、全英オープンでは5位、全米オープンでも4位に入るなど、輝かしい成績を残したのは、「マルちゃん」の愛称で親しまれてきたプロゴルファー、丸山茂樹だ。

 ところが、そんなアスリートが過去に放った暴言や失言といった「黒歴史」を、あえて自分の口から告白。2015年8月3日に「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に、丸山が出演したのだ。「人生を盛大にしくじった人から『しくじりの回避法』を学ぼう」というコンセプトのもと、「しくじり先生」が「自らの言動の問題点と教訓」を講義するというものだ。

 丸山先生のテーマは「暴言で失敗しないための授業」。「とにかく思ったことをすぐに口に出してしまう性格」であるため、学生時代から「しくじり」が多かった。日本大学ゴルフ部時代には理不尽な上下関係に苛立ち、先輩に「こんなゴルフ部、辞めた方がマシ」と言い放ち、上級生部員から厳しいお仕置きを受けたという。

 プロデビュー直後には、スポンサーから突然、契約をキャンセルされたことに腹を立て、メディアの前で「(そのスポンサーの)クラブをゴミ箱に捨てたい」と言い放った。

 さらに1997年のさる国内大会では、コース整備がきちんとなされていないことが気に入らず、「こんなクソ小便コース、やってられるか!」と悪態をつき、20万円の罰金を課された。あるいはパットの際に、酔ったギャラリーの「早く打て、コノヤロー!」という声にブチ切れた丸山は、そのギャラリーに歩み寄り、「コノヤロー、1000万円くれてやるから、お前が打ってみろ!」と暴言を浴びせたというのだから、驚くばかりだ。

 そんな丸山だから、日本のゴルフマスコミにも容赦はなし。2000年のUSオープンでは調子を崩して、予選落ち。イラついているところに日本のメディアが集まって、あれこれと質問をしてきたものだから、カチンときた丸山は下を向いたまま、放送禁止用語を吐き捨てたというエピソードが残されている。

 丸山は番組の最後、若手プロゴルファーたちへ、こんなメッセージを残した。

「今の若い子たちは当たり障りのないコメントをするばかりで、自分らしさが出ていない。もっと自分をアピールする言動で、ゴルフ界を盛り上げていってほしい」

 おおらかな時代だったと言えばそれまでだが、とはいえ、口は禍の元…。

(山川敦司)

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