スポーツ

仰木監督、あの「近鉄の優勝逃し」裏に“失言”!?元ロッテ・愛甲猛が動画で回顧

「10.19」とは、1988年、川崎球場で開催された、仰木彬監督(故人)率いる近鉄バファローズと、有藤通世監督率いるロッテ・オリオンズのダブルヘッダーである。近鉄が2連勝すればリーグ優勝、1試合でも引き分けか敗戦で西武ライオンズの優勝といった天王山であり、結果は、「4対3」で1試合目は近鉄が逃げ切るも、2試合目は8回表の近鉄の勝ち越しを、ロッテがその裏にそうはさせじと執念を見せて同点に追いすがり、ドローとなったのだ。

 この世紀のダブルヘッダーにおいて、ロッテで3番ファーストを務めていた元プロ野球選手、愛甲猛氏が、西武、巨人で活躍した元プロ野球選手、大久保博元氏のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉に出演。実は、近鉄に勝たせてあげようといったチーム内の空気が、試合中の仰木監督の不用意な発言により、「そうはさせるか!」と有藤監督の心に火をつけてしまったといった驚愕のエピソードを明かした。

 11月1日付け投稿回を観ると、愛甲氏いわく、2試合目開始早々にロッテの佐藤健一氏が自打球を体に当てて倒れ込む。すると、仰木監督が歩み寄り「痛ければ代われば?」と一言…。この試合には時間制限があり、試合開始から4時間が経過した場合はそのイニングで打ち切りというルールからの焦りで出た仰木監督の言葉だったようだ。

 しかし、これを聞いた有藤監督が「あんた関係ねえだろ!」と激怒。ベンチに戻った有藤監督は「勝たすな!」と形相が変わっており、判定が覆らないことがわかっていながら審判の判定に抗議して時間を目いっぱい使うなど、近鉄は不利な状況に追い込まれたのだった…。

「病は口より入り、禍は口より出ず」との格言があるが、不用意な発言には十分に注意したい…そうしみじみ思う愛甲氏の興味深い秘話トークだった。

(ユーチューブライター・所ひで)

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