スポーツ
Posted on 2021年12月11日 05:56

決定!プロ野球ワーストナイン表彰式!〈投手編(1)〉田中将大は「遊び球封印」で1勝2億2500万円

2021年12月11日 05:56

 延長ナシの特別ルールでピッチャーの負担は軽減されたかと思いきや──。超高額年俸に見合わない成績を一刀両断!

 パの先発部門では、日本球界に電撃復帰した楽天の田中将大(33)が選ばれた。23試合に登板してわずか4勝という結果に、多くの野球ファンが肩透かしを食らった。

「13年に24連勝でチームを優勝に導いた印象が強いので、4勝という数字にはガッカリですよ」

 野球解説者の角盈男氏もその一人で、不調の原因をこう分析する。

「アメリカ野球の弊害が出たのではないでしょうか。メジャーでは球数を抑えるためにストライクゾーンの中で勝負していくのに対して、日本では遊び球を有効に使いながら抑えていく。100球以内に収めようとする気持ちが強いあまり、配球が読まれやすくなったのも一因でしょう」

 今季は155と3分の2回を投げて被本塁打は17本と、リーグワースト5位。日本一になった13年は226と3分の1回を投げてわずか6本だ。

 野球解説者で元日本代表のG.G.佐藤氏は、打者の目線でこんな見解を示した。

「防御率3.01は決して悪い数字ではない。勝ち運がなかったことに加え、そこは日本のバッターをほめるべきかもしれません。メジャーでは低めのボール球を振らせて勝ち星を積み重ねてきましたが、日本人はなかなか低めに手を出さない。レベルアップを痛感したのではないでしょうか」

 続いて佐藤氏は、昨年11勝を挙げながら、今季は最悪防御率(規定投球回数の2分の1以上)に沈んだ楽天・涌井秀章(35)を含めて追及の構えを見せる。

「涌井は今年からツイッターを始めて、私と会話している時はとても調子がよく、開幕から引き分けを挟んで4連勝ですよ。でも私のフォローを外してから勝てなくなってしまった(笑)。それは冗談として、田中(4勝)があと6勝、涌井(6勝)があと4勝を挙げて、そろって2ケタ勝利に到達していれば下馬評どおり優勝できたはずですよ」

 期待が大きかった分、ファンはやりきれない。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク