スポーツ

石井浩郎、あの「番組名物コーナー」誕生のキッカケは長嶋監督だった!?

 元プロ野球選手、石井浩郎氏といえば、1989年ドラフト3位で近鉄バファローズに入団。打点王1回、最多安打1回(当時連盟表彰なし)のタイトルに輝いたほか、一塁手としてベストナインに2回選出された。そして2010年からは政界に進出し、現職の参議院議員として活躍している。

 そんな石井氏の名前を聞いて、「拝啓、石井浩郎です…」のナレーションが思い浮かぶ方もいることだろう。

俳優・タレントの中村敦夫が務め、92年からフリーアナ、タレントの徳光和夫が2代目を就任、1989年から2008年まで毎週日曜日の朝に生放送されていた情報番組「The・サンデー」(日本テレビ系)の名物コーナーで、石井氏の存在を一躍世間に知らしめたものだった。

 石井氏が97年に巨人に移籍したことを受けて、ナレーター・小野田英一の低音ボイスが、角刈り気味のヘアスタイルや、秋田出身の石井氏の素朴な感じを思わせる雰囲気にピッタリとマッチしていたものだが、思えば、このコーナー、何がきっかけでスタートしたのだろうか…?

 これについて、プロ野球のOBが1300人所属している「プロ野球OBクラブ」のYouTubeチャンネル〈プロ野球OBクラブチャンネル〉に石井氏が出演した際に明かしていた(1月4日付け投稿回)。

 それは、巨人移籍後のオープン戦の頃に女性アナからのインタビュー時に、最初、あぐらでいいですよ、と促されであぐらで応じていた石井氏。ところが、当時の長嶋茂雄監督の話に及ぶと、石井氏は無意識に正座をしていたそうだ。そこに目をつけた放送作家が、石井氏を朴訥なイメージにプロデュースしたというのだ。

 監督に憧れて野球を始めたという石井氏の心からの思いが正座に表れたに違いない。

(ユーチュ─ブライター・所ひで)

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