最近のGoogleマップは地図アプリというより、もはや車載AIに近い。出張先の駅を出た瞬間、温泉街でそば屋を探す午後、休日のショッピングモールで車を見失った夕方。気づけば暮らしの細かい場面を、片っ端から拾いにきている。出張で降りた駅。改札を...
記事全文を読む→「γ-GTP2500超!」酒好きライターの肝臓病“地獄の体験記”(1)「自分がどこにいるのかもわからない」
「おまえ、いい加減にしろよ!」
「酒の飲みすぎだ!」
「焼酎のボトルを抱いて寝るのやめろ! ハードボイルド気取りか!」
「この村から出ていけ!」
福岡出張の折、僕はあまりの酒癖の悪さに地元の社長やお世話になっているヤクザ社会学の先生、物書きの先輩にすごい剣幕で叱られ倒されました。
それもそのはず、筆者とゆかりのあるとある俳優さんをお迎えして、福岡屈指の歓楽街の高級な“キャバ”系クラブで飲んでいたとき、ベロベロに泥酔してしまったのです。
そんな感じで仕事をしていると、やはり締め切りなどのストレスもかかり、体が悲鳴を上げていました。挙句の果てには、それで急性膵炎に…。なんと4回も入退院を繰り返してしまっています。
そんな時に皆さんからお叱りを受け、はて?こんなに酒に弱かったかな……そう思ってしまったわけです。これが、私の肝臓病への序章でした。
それからは体調が悪く、また急性膵炎の痛みが襲います。これがまた超痛い! お酒を飲んで、香辛料の効いたカレーや辛いラーメンなんか食べると、ランボーが拷問を受けている時のような感覚に陥る。タンスの角で小指をぶつけたときの数万倍ののたうち回り方をします。もう「殺してくれぇ~」っとなるんですね。
ある日、自分の体を違う自分が操っているような感覚に陥り、仕事のトークライブイベントへ向かう阪急電車の中で「自分がどこにいるのかさえわからなくなった」わけです。
自分自身の生年月日すらわからない状態で、救急車により他府県の救急病院に搬送されると、診断は《肝性脳症》。もう訳が分からんのです。この肝性脳症という病の原因を紐解いてみると…。
これは飲酒しすぎで、肝機能障害が急に進行、劇症肝炎発症時に現れる「意識障害の神経症状」のことを言います。当人から言わせれば、発症時を振り返れども、まったく何も覚えてはいない。記憶が欠損している状態なんですね。
肝機能が著しく低くなると、体中の毒素でもあるアンモニアが肝臓本体で解毒されることなく、血の中に流れ出し、血液内のアンモニア濃度が急上昇。その分解されなかった毒素が脳にまで達してしまって、肝臓性の脳症を起こしてしまうわけです。
(この項続く)=不定期掲載=
丸野裕行(まるの・ひろゆき):ライター、脚本家、特殊犯罪アナリスト。1976年、京都市生まれ。フリーライターを生業としながら、求人広告制作会社のコピーライター、各企業の宣伝広告などを担当。ポータルサイト・ガジェット通信では連載を持ち、独自の視点の記事を執筆するほか、原作者として遠藤憲一主演の映画「木屋町DARUMA」を製作。文化人タレントとしてテレビなどにも度々出演している。
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