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「巨人だけには勝ってくれ」川崎憲次郎が星野監督の「FA移籍口説き文句」を回顧

 巨人キラーで知られる左腕・川口和久氏が、広島から巨人にFA移籍したのは1995年。元フジテレビアナウンサー・田中大貴のYouTubeチャンネル〈田中大貴のアスリートチャンネル【アスチャン】〉に川口氏が出演した際、当時のことを赤裸々に明かしたものだ。

 長嶋茂雄監督から電話で呼び出しを受け、「去年は(巨人から)いくつ勝ったの?」と質問され、「4勝です」と返答。すると長嶋監督は「そうか、4敗減るのか」と、川口氏の入団の意思もお構いなしに、来シーズンの星勘定に走っていた‥‥というエピソードだった(2020年12月12日付け投稿回)。

 西武、巨人で活躍した大久保博元氏のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉には、長らくヤクルトで活躍し、2000年に中日にFA移籍した右腕・川崎憲次郎氏が出演。4月15日付け〈第五話【ヤクルトを去る】中日に決めた理由はやっぱり星野監督〉とタイトルがつけられた投稿回だった。

 川崎氏も巨人戦では通算29勝と「巨人キラー」の呼び声が高かった。FAでは中日とMLBのレッドソックスから声が掛かっていたそうだが、「巨人だけには勝ってくれ」という当時の星野仙一監督の口説き文句で中日入りした経緯を明かしている。

 星野監督も「打倒巨人」に燃えたひとりであり、現役時代は巨人相手に35勝。「対巨人戦勝利数」で第6位に入っている(1位は金田正一氏、川口和久氏は33勝で10位)。

 同じ「巨人キラー」の称号の主として意気投合したのであろう川崎氏が、中日を選択した理由に言及した興味深い回だったが、結果、中日では1勝も挙げることなく現役を退いた。川崎氏にとって悔やまれるところだろう。

(所ひで/ユーチューブライター)

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