社会
Posted on 2014年03月10日 09:59

睡眠時無呼吸症候群は寝る姿勢で治せ!

2014年03月10日 09:59

 一昨年の関越道の事故に続いて起こった、去る3月3日の北陸道の高速バス事故。どちらも原因は運転手の睡眠時無呼吸症候群の可能性が指摘されている。この病、増え続けており我が国の患者数は200~300万人と推定されているが、自覚症状がわかりにくいため潜在患者も含めればかなりの数にのぼると思われている。まさしく「21世紀の国民病」といったところだが、日本睡眠学会によると睡眠時無呼吸症候群は、「睡眠中に10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上ある状態」だという。

 現れる症状はまずイビキ。上気道が完全にふさがれば無呼吸だが、わずかな隙間が空いていると呼吸をした時の空気抵抗が大きくなってイビキが生じる。イビキは熟睡の証しではない。そして最大の症状が昼間の著しい眠気。

 そして主な原因は肥満だ。肥満によって首周りについた脂肪が上気道を狭めて起こる。肥満防止が急務だが、寝る時の姿勢ひとつで予防につながると言う。

「仰向けに寝ると舌が上気道を塞いでしまうので横向きに寝る。寝返りをうって仰向けに戻らないよう、枕の片側半分に折り畳んだタオルなどを入れて傾斜をつけて寝ると良い」(広沢内科クリニック・広沢徹院長)

 寝酒も、アルコールによって筋肉がゆるんでしまい、舌によって上気道が塞がれやすくなるので要注意だ!

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク