スポーツ

大野雄大「10回2アウトまで完全投球」を達成できたのは…元中日コーチが明かした「提言」

 ルーキーイヤーの1987年に最多奪三振で新人王に輝くと、89年には2度目の最多奪三振と最多勝も獲得。近鉄、巨人、横浜で活躍した阿波野秀幸氏が、大久保博元氏のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉に登場した(5月6日付け投稿回)。

 阿波野氏は2019年から昨年まで中日で1軍投手コーチを務めており、20年に沢村栄治賞に選出された大野雄大の成長を大きくアシストした人物。しかし、阿波野氏がコーチに就任した当時については「防御率は全然ダメで、フォアボールも多いし…」と回想。

 ナゴヤドームの広さを利用したロースコアゲームをどう制するかに主眼を置くと、四隅を狙うピッチングとなる。一方で、コントロールに劣るピッチャーはカウントを悪くして痛打…といった悪循環に陥っていた。ゆえに球種は問わずとし、阿波野氏は「自分が持ってるボールを信じて勝負しよう!」と投手陣に言い聞かせた。曰く、「その代表格が大野雄大。打てるもんなら打ってみろって投げれば、たぶん抑えると思ってたから、そうしたらやっぱり抑える」。

 投稿同日、10回2アウトまで阪神相手にパーフェクトピッチングを披露した大野。佐藤輝明に手痛い2塁打を浴びたが、チームは10回裏にサヨナラ勝ちした。

 阿波野氏の提言通り、「打てるもんなら打ってみろ!」という気迫のこもったピッチングではなかっただろうか。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
4
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
5
【大騒動】楽天・田中将大が投げられない!術後「容体不良説」も出た「斎藤佑樹との立場逆転」