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記事全文を読む→テリー伊藤対談「脊山麻理子」(3)女子アナ時代はどんな感じだった?
テリー 日本テレビに入ってどうだった?
脊山 大変でしたね。というのは、私は全然アナウンサーらしからぬタイプだったんですよ。優等生っていう感じでもなかったし。
テリー エレーヌだってそうじゃない。
脊山 彼女よりも私が先に入ってるので、私のほうが風当たりが強くて。彼女は私によってだいぶ緩和されてたと思いますよ(笑)。私の上は鈴江奈々さんとか森麻季さんとかけっこう真面目な学年が続いて、私の代で五代(一男)さん、T部長とかが人事部の採用担当になったんです。
テリー T部長って、土屋敏男ちゃんね。だから、脊山みたいなヘンテコリンなやつを入れたんだ(笑)。
脊山 ハハハハ。いざアナウンス部に入ると「俺らが主催で人事をしていたら、お前は入ってないよ」みたいなことを言う人もいて、困っちゃいました。でも、そのおかげで自分は大人になれたし、全て神様がくれた試練だなって思うようになって。
テリー どういう試練があったの?
脊山 アナウンサーとしての話し方を勉強していなかったので、話し方が下手クソというのもありましたし、あとは内面というか、性格的にもちょっと変わっていたみたいで‥‥。例えば「箱根駅伝の資料を作って来い」と言われると、模造紙にコースを書いて、絵や写真を張って、夏休みの宿題みたいな大きな資料を作って行っちゃったり。
テリー ハハハハ。普通「資料」っていったら、手で配るA4くらいのプリントを差すよね(笑)。建築の勉強をしていたから、空間的に考えちゃったのか。
脊山 私なりに一生懸命やったんですけど。私は制作側というか、作り手になりたい思いのほうが強かったので。あとは人前で大声で話すこと自体、恥ずかしいという思いが実はあって。
テリー はぁ !?それはさすがに「バカ」と言っちゃあ何だけど、アナウンサーなんて、できっこないじゃない。
脊山 そうなんですよ。その時の教育担当が福澤(朗)さんで、レコーダーを渡されて、その辺りへ行って何かリポートをして来いって言われたんです。でも、人前で大声でやるのはヘンかなぁと思って、小声でやっていたら、すごく怒られたんですよ。
テリー 当然だよ。
脊山 ただ、こういう脊山みたいに「ちょっと恥ずかしい」という気持ちのある人のほうが、視聴者に理解されるアナウンサーになるかもよ‥‥といったことも福澤さんにおっしゃっていただいて。
テリー それは福澤さん、すごいじゃない。
脊山 そうなんです。それで心の荷が降りたというか。「自分はヘンじゃないんだ」と思えて。そこから「エンタ(の神様)」の前説をやらせていただいたりしましたね。「お前が恥ずかしいとかはどうでもいい。観客の皆さんをちゃんと見ろ」と教えていただいたり、だんだんアナウンサーとしての心構えみたいなものができてきたんですけど、普通はアナウンサーになる前に‥‥。
テリー 心構えができてるよな(笑)。でも、俺は去年入った杉野真美と一緒に「スッキリ!!」をやってるけど、彼女もどちらかといえば脊山みたいな感じだなぁ。
脊山 じゃあ、日テレはそういう、作られてない人が好きなんじゃないですかね。
テリー あいつまだ処女だと思うんだよね。
脊山 それはちょっと、わからないですけど(笑)。
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