スポーツ

阪神「次期監督選考」をめぐる外様候補者の「カモフラージュ」作戦

 阪神タイガースの谷本修オーナー代行が6月15日、今シーズン限りで退任する矢野燿大監督の後任について言及した。

 同日には大阪市内で親会社である阪急阪神ホールディングスの定時株主総会に事業関連の回答者として出席。その場でも矢野監督の後任について聞かれたが、回答せずにスルーしていた。報道陣に改めて問われると、

「そこはチームが戦っている最中。もちろん準備は進めていかないといけないが、仮に決まったとしても、シーズンが終わるまで言うことは絶対にない。矢野監督の最終年のチームの戦いに集中させてあげてほしい」

 人気球団の監督報道合戦は毎回、関西を中心に熱を帯びるため、報道陣にも「心に留めておいてほしい」と牽制することも忘れなかった。

 球団関係者が言う。

「谷本さんは球団の中枢にいて、金本知憲前監督、矢野現監督の誕生を見届けている人物。騒ぎになって引き受ける人がいなくなることを、最も恐れている」

 と内情を明かすが、返す刀で、

「すでに水面下で、候補者にあたりはつけているはず。ただ、生え抜きOBにこだわると候補者は一気に少なくなる上、どこかから情報漏洩する危険性も高くなる。秋口まではカモフラージュのためにも、外様候補者も残すだろう」

 交流戦は12球団中2位の12勝6敗と奮闘し、リーグ戦の順位も最下位から4位まで上がった。会社としては、次の組織作りに気が向いていると判明したのである。

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