スポーツ

話したこともどうやって歩いたかも分からず…白鵬が記憶喪失になった「297日ぶりの黒星」

 7月10日に初日を迎えた七月名古屋場所。

 五月場所に7回目の優勝を果たした横綱・照ノ富士が、今年の目標とする通算優勝回数2桁の達成に向けて盤石の発進をするかと思いきや、小結・阿炎のいなしに不覚を取り、まさかの黒星スタート。大関・正代と貴景勝も敗退したと思えば、大関を狙う関脇・大栄翔、若隆景も初日を飾れず、1横綱、2大関、2関脇が黒星スタートの大波乱となった。

 そんな中、発売中の「週刊アサヒ芸能」(7月21日号)で連載されている、元横綱・白鵬の自伝マンガ「白鵬本紀」では、10年九州場所をクローズアップ。63連勝中だった白鵬が、2日目の稀勢の里戦で敗れ、連勝がストップした場面を描いている。

「き…き…記憶がない!どこをどうやって歩き、誰と何を話し、何の質問に何と答えたか。何も覚えていない」

 297日ぶりの黒星に記憶が定かでない白鵬だったが、博多に呼んでいた家族の待つホテルに帰った時だった。当時3歳半の長女・愛美羽ちゃんが駆け寄って来て、こう言ったという。「パパ、負けちゃったね!残念だったね」

 頭を撫でて、慰めてくれた長女。白鵬が笑顔で振り返る。

「いやぁー、何も言えなかったね。でもああいうふうにストレートに言われたことが、逆によかったね。綺麗さっぱりという感じで」

 だが、夜一人になると、どうしようもない焦燥感に襲われることになる。「取り返しのつかない失敗をしたという後悔」「明日勝っても『64』には、決してならない現実」を受け入れられないまま、白鵬は懊悩の末、「休場」の決論を出すのだが…。

 10年締めくくりの九州場所のその後の顛末は「週刊アサヒ芸能」で──。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる
2
大谷翔平が「嘘つき」と断言した元通訳・水原一平の潜伏先は「ギャンブル中毒の矯正施設」か
3
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
4
リストラされる過去の遺物「芸能レポーター」井上公造が「じゅん散歩」に映り込んだのは本当に偶然なのか
5
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)