ドラフトの超目玉だった東海大の菅野智之投手(22)。ここ数年ドラフトの〝台風の目〟日本ハムが、横槍を入れ、相思相愛だった巨人入りの夢を絶たれた。
「巨人と菅野の〝血縁関係〟に他球団がどう対応するか注目されていましたが、日本ハムのくじ運の強さが今回も遺憾なく発揮された」(スポーツ紙デスク)
周知のとおり、菅野は巨人・原辰徳監督の甥。祖父は東海大系列野球部顧問の原貢氏(77)というサラブレッドだ。さらに東海大のチームメイトで、主将を務めている長谷川隼也内野手の父は、巨人・長谷川国利スカウト部課長。菅野の父と長谷川氏は東海大相模高野球部の同級生。二重三重の親密な関係があっただけに、巨人以外の球団は、当初、指名を躊躇せざるをえなかった。
「中でも貢氏の存在は大きかったようですね」(前出・スポーツ紙デスク)
貢氏は、東海大相模高、東海大の監督を歴任。東海大相模時代には、70年夏の甲子園優勝、大学では6度のリーグ優勝を果たした名伯楽。現在も東海大学および系列高校の野球部に絶対的な影響力がある。
「孫の希望をかなえるために巨人以外には手を引いてもらいたいというのが貢氏の本心でした。他球団もそれがわかっているので、二の足を踏んだところが多かった。貢氏の機嫌を損ねて、好選手を輩出する東海大との関係がこじれれば、今後のドラフトにも響いてきますからね」(前出・デスク)
東海大相模高監督時代、他の部員の見せしめのために息子の辰徳を鉄拳で鍛えた貢氏だけに、孫にも英才教育を施した。
小学校1年で少年野球チームに入る時に、グローブとボールを買い与えキャッチボールの相手をしてやった。公園では、バランス感覚を養わせるために、滑り台を下から何度も駆け上がらせたりもしたという。アマ野球担当記者がこう話す。
「中学時代までは結構熱心に指導していたようです。ブルペンで『もっと腕を上げろ』とか『そんな球じゃダメだ』などと叱咤され、菅野がベソをかきながら投げていたこともあったとか」
高校に進学して以降は直接指導する機会は減ったものの、菅野が投げる試合はネット裏から見守った。
「特に大学のリーグ戦は、野球部顧問の立場から熱心に観戦していました。報道陣が菅野についてコメントを求めると、『粘り強いピッチングをした』『順調に育ってきた』などとうれしそうに話していました。やっぱり孫のことはかわいかったのでしょうね」
そのかわいい孫が息子・辰徳と同じユニホームを着れなくなってしまったのは何とも無念だろう。貢氏自身は菅野を米国で浪人させる方針も示唆している。日ハム入団か拒否か‥‥球界のサラブレッドははたしてどんな決断を下すのか。
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