宇宙人的発想は、ますますエスカレートしていく。続いては〈カメラ慣れした集団を作る〉だ。野球とどんな関係が‥‥。
「カメラ慣れ? 新庄そのものだろうけど、全員が新庄にはなれないよ。村田にしても(将来の4番候補の)筒香嘉智(19)にしても、(カメラの前で)あんまりしゃべらんでしょう」(平松氏)
これに理解を示すのは、前出・遊軍記者だ。
「新庄氏は現役時代、テレビカメラの前でかぶりものをしたり、サービス精神を発揮した。今のチームでカメラ慣れしているのは、新庄氏と日ハムで同僚だった森本稀哲(30)ぐらい。緊張感あふれる重大場面でアガらずにパフォーマンスを発揮するという意味では、いい方法かもしれません」
さて、第5カ条。〈走者なしの場面では20の力、チャンスでは80の力を出すトレーニングをする〉だ。現役時代の自分がそうだった、ということらしい。もう一つの根拠としては、「今中(慎二氏=元中日)さんなんて全然違ったよ。走者がいる時はスピードも上がったし、変化球も凄く曲がった。これぞプロって感じだった」(新庄氏)
肝心な場面でこそ力を発揮する選手を‥‥ということのようだが、「それはトレーニングできるものなのか‥‥。もし方法があったら、みんなやりますけどね」(前出・スポーツジャーナリスト)
第6のポイントは〈4打数1安打でも、打点を稼ぐ選手がヒーローになる〉。これまた、かつての自身の姿からの発想だとか。平松氏は「これは一理ありますね」と初めて宇宙人理論を肯定しつつ、次のように続けた。「そりゃ、走者がいないよりもいる時に打つほうが価値がある。チャンスに強い、精神的に勝てるような選手はいいですよ。走者なしでヒットを何本打っても、つながらなくては点が入りませんから」
しかし、現実を見るに、「そもそも今のチームにはそんな選手はいません。強いて言えば村田、吉村裕基(27)ですかね。新庄流の美学でしょう」(球団関係者)
打線とは、出塁する選手、つまり打点のお膳立てをする選手がいてこそ成り立つもの。2割5分の選手ばかり並べた場合、出塁する選手がいなくなり、結果、走者を帰して打点を稼ぐというのが成り立ちづらくなる。前出・デスクが言う。
「かつて巨人が大砲ばかり並べて勝てなかったように、同じタイプの選手を起用してもダメでしょう」
いよいよ最後の項目。何を聞いてもあまり驚かなくなってきたが、いちおう検証してみよう。〈打てなかったら遊びに行け。忘れる勇気を持つこと〉。いいのか、そんなんで。案の定、前出・遊軍記者はダメ出しだ。
「これを言ったら、このチームの選手は毎日遊びに行かなきゃならなくなる。しかし、村田なんかは近いタイプかもしれません。エラーしたら『俺のところに打たせた投手が悪い』と言った豪快な人間ですから」
奇想天外な7カ条を駆使した新庄采配。はたしてチームに革命は起こるのか。
「‥‥最下位でしょう」
皆、口をそろえて言うのだった。いや、やってみなけりゃわからない、かも。
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