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記事全文を読む→掛布雅之×大野豊 阪神&広島“共闘作戦”で巨人をぶっ潰す!(2)
掛布 でも、ローテの考え方は難しいよ。例えば広島なら前田を巨人にぶつけて勝てばいいが、もし負けると他の投手での黒星より痛い。他のカードに投げさせて確実に勝つという考え方もある。阪神は昨季、能見を巨人との3連戦全カードの8試合にぶつけたけど、3勝3敗で貯金は作れなかった。
大野 確かに巨人より、他のチームに投げたほうが勝てる確率が高い。でも、能見も意気に感じて投げている部分もあるだろうし、周りが納得する。広島も阪神も巨人をターゲットにしたローテを組んで、ムキになって叩きにいかないといけないだろうね。
掛布 直接対決がなくなる交流戦の戦い方もポイントだね。巨人は勝率5割で戦っていけるだろう。阪神はパ・リーグのいい投手に打線が止められる可能性がある。交流戦で差をつけられるのが怖い。
大野 交流戦が終わった時に、巨人の上にいるぐらいの気持ちで戦わないといけない。交流戦で負け越しているようでは、後半戦が苦しくなる。
掛布 今年の巨人の打線を封じるには、まず4番の村田を徹底的にマークすることだと思うんだよ。
大野 坂本や長野の打順は頻繁に変えるけど、村田だけは動かさないね。
掛布 そう。村田が4番を打てなくなるような状況になれば、頭が痛いはずなんだ。昨季からの打撃の傾向を見ると、一発を捨ててでも、コースに逆らわない打撃を心がけて「つなぐ4番」の意識が非常に強い。おっつける打撃をさせないためには、当てるぐらいの覚悟で、もっと内角への厳しい球を投げる必要があるだろうね。
大野 ピッチャーで言うと、巨人はリリーフ陣が不安定だね。山口、マシソン、西村。だから、まずは3人が出てこない、リードして終盤を迎える展開がベスト。もし巨人リードで3人が出てきても、不調のうちに打ち崩して自信を取り戻させないことが大事。
掛布 ピッチャーといえば、広島から巨人に移籍した大竹が先発の柱になってるよね。
大野 大竹は、そもそもよくランナーを出す投手だからね。それでも0点に抑えるのが彼の持ち味。彼を崩すには、粘り負けしないこと。そこで打たれて追加点を取られると、とたんに粘りがなくなることがあるんだよ。広島はそういう彼の性格をわかっている。対戦があれば、そこを突いていくはず。
掛布 確かに、先発投手の顔ぶれを見ると、菅野、内海、杉内、大竹の4本柱の中で、杉内、大竹にはつけいる隙がある。菅野、内海はそう簡単には攻略できそうにないけど、逆に杉内、大竹との試合を死に物狂いで取っていけば、対戦勝率5割以上でいけるはずだよ。
大野 菅野はいいピッチャーだよね。気持ちで投げるピッチャーだから、まずバッターが気持ちで負けちゃいけない。両サイド高低と投げ分けるうえに球種が絞りにくいけど、チーム全体で狙い球を絞ることを徹底すべきだと思う。
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