スポーツ
Posted on 2014年06月19日 09:57

本田圭佑 W杯間近も“大不調”の理由とは?(4)不安要素は本田だけではない

2014年06月19日 09:57

20140619e

 現地で取材を続けるサッカーライターの宇都宮徹壱氏が言う。

「中田英寿、中村俊輔のWエースを擁した06年のドイツ大会では、ジーコ監督(当時)が敗因の理由として『チーム内に“腐ったみかん”がいた』とあげたとおり、レギュラー組と控え組に亀裂が生じ、グループリーグで敗退しました。一方、ドイツ大会の失敗を踏まえて臨んだ10年の南アフリカ大会では、ベテランと若手が融合してチームが一丸になったことで、戦前の下馬評を覆してベスト16入りを果たした。ドイツ大会の失敗、南アフリカ大会の成功を糧に、ザックジャパン体制下ではこれまで“和”を重んじたチーム作りが行われてきました。結果、米国タンパで行われた直前合宿のチーム内の雰囲気も非常によかったです」

 とはいえ、不安要素は精彩を欠く本田だけではない。

「右膝に故障を抱えるキャプテンの長谷部誠(30)、酒井高徳(23)は初戦のコートジボワール戦に間に合わないと見られています。さらに内田、吉田も試合には出場しているものの故障明けで、長友佑都(27)は先日のキプロス戦で右ふくらはぎを打撲、好調をキープしていた岡崎までがコスタリカ戦後に発熱している。レギュラーを担ってきた今野泰幸(31)にしても、所属するJ1ガンバ大阪において絶不調でスタメン落ちの体たらくですからね」

 こう嘆く、日本サッカー協会幹部が続ける。

「今大会は、高温多湿と過酷なコンディションの中で行われます。そのため、3人の交代枠やスタメンの入れ替えなど、総力戦がポイントとなるのに、90分計算できる選手はボランチの山口蛍(23)くらいで、本田を筆頭にコンディションが悪い選手が多すぎる。コンディションよりも“チームの和”を優先したザッケローニの選手選考が凶と出なければいいのですが‥‥」

 こうした状況下、空中分解を食い止める予防線として日本サッカー協会が招集を図ったのが「キング・カズ」こと三浦知良(47)だった。だが、そのプランまでもが裏目に出たという。

「6月5日、協会はカズをW杯親善大使としてブラジル派遣することを発表しましたが、実は当初は選手へのサポート役としてチームに帯同させる方向で動いていた。ところが、ザッケローニ監督に『波風を立てるようなことはしてほしくない。チームには関わらないでほしい』と一蹴されて方向転換したんです」(日本サッカー協会関係者)

 チーム内は不調選手だらけで、バックステージでの足並みすらそろわない。それでも、6月15日午前10時には、W杯グループリーグ初戦となるコートジボワール戦を迎えてしまうのだ。

 早く本田が目覚め、4年前のように劇的な快進撃を演出してもらいたいものだが──。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク