スポーツ
Posted on 2025年04月05日 09:59

森保ジャパンの「3-4-2-1」は最適なのか…元日本代表・戸田和幸がズバッと結論

2025年04月05日 09:59

 長らく4バックを採用してきたサッカー森保ジャパンだが、2026W杯2次予選から3バックを採用。今も「3-4-2-1」のフォーメーションで戦っている。Jリーグでも採用するチームがあるこのフォーメーションについて、元日本代表の戸田和幸氏はどう解説するか。鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルで語ったのは、

「4バックで戦う時に絶対的に必要になるのが、2センターバック。ボールを持つ時間がどれぐらい取れるかと、どの位置でプレーするかによって、4バックだと難しい時が出てくる。敵陣で常にボールが持てる、自陣で守る時間が短い場合は(両ウイングバックが下がって)5枚にする必要はない」

 ボールを保持できるのであれば4バックでいいが、攻め込まれる時間が多い場合は、5バックにもできる3バックがいいと、戸田氏は主張するのだ。さらに守備面でのメリットはほかにもあるそうで、

「ゴールを奪われないためにある程度、引き込んで守備組織を作るとなった時に4枚だと難しくなるところが、5枚で最終ラインを作りつつ、しっかり入らせないようにできる。4バックだと、自陣の守備は難しい」

 やはり4バックよりもセンターバックの数が多い3バックは、守備面で強みを発揮するというのだ。

 しかし、攻撃面ではデメリットもあるという。戸田氏が続ける。

「ボールを前進させたり持つ時に、CBが3人だと難しい。4バックで中盤のセンターかサイドバックの選手が上手いと、3枚ぎみになってもいろんなバリエーションを出せるけど、名古屋などは苦労している。組織を作ってプレスする、ブロックも作れる、ボールを取って早く前に持っていく、という戦い方をするなら、3枚でも問題はない」

 いずれにしてもボールを保持し、相手の陣地に押し込んで試合をできるのであれば「3-4-2-1」は有効だという。

 日本代表はアジアの国が相手であれば主導権を握れるため、「3-4-2-1」が強みを発揮する。しかしW杯本大会で世界の強豪を相手にした場合、「3-4-2-1」が通用するのか。本大会ではフォーメーションを変更する可能性があるかもしれない。

(鈴木誠)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク